webディレクターの阿呆な研究

ECサイトのwebディレクターが、構成・制作技術・PDCA・日常のこと適当に綴ってみる

『協働』のためのファシリテーショングラフィック講座で考えたこと@千葉県茂原市

もうすぐ桜が咲きそうな3/15(水)。
千葉県茂原市からのご依頼で、『第2回協働事業提案サポート講座~対話を見える化するファシリテーショングラフィック~』を実施しました。

茂原市に伺ったのは、財政出前講座×sim福岡2030 in もばらでの、グラフィックレコーディングに続いて二回目です。
茂原市役所では篠田さん、風戸さんはじめ「行政と市民の対話の場を、これからつくっていこう」と考えている方がアクションを続々始めています。
グラフィックという目に見えるワクワクする成果物、そしてそれを作るプロセスを通じて『協働』について一緒に考える場になるといいな、と願い、ワークショップ設計から行いました。

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コンセンサスデザインフォーラム2017で、サービスデザインで生きる在り方を考えた話

3/4(土)、コンセンサスデザインフォーラム2017に参加してきました。
テーマは「〜なぜ、協働はうまくいっていないのか。ーみんなで今よりさらに前に進むために学びあう場〜」。

協働ということばはとてもよくつかわれているけれど、よくわからないもやもやは昔からあって。
一緒にいろんな人と何かをつくりたいという願いがあっても、自分の心にわいてくる、どうしようもない拒否感とか、対話しようがないように見える人とか、戸惑いとか。
相手が背負っているものを理解すればするほど、その背負うもの自体を自分が変えることはできないことも感じるのです。

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「デザイン思考“以後”と、クリエイティビティの行方」で、ノンデザイナーがデザインに関わることの行方を考えた

「デザイン思考“以後”と、クリエイティビティの行方」というイベントに参加してきました。
今、自分がデザインに関わっていく場所について、未来について、手を尽くして考えたい期間になっています。

「得意なことを捨てないと、先に進めない」という、二年前くらいに浅野先生に言われた言葉が最近ずっとぐるぐるしています。
先に進むの『先』って何なのか?
何を『捨てる』のか?

何を残したいんだろうなあ。

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『海外のユーザー向けプロダクト開発 ~現場のリアルな工夫&ガチな悩みを語る~』を開催しました

img_170122_glb1/17(火)、クックパッド×DeNAトラベル×ポケットメニュー 3社のメンバーで一緒に『海外のユーザー向けプロダクト開発 ~現場のリアルな工夫&ガチな悩みを語る~』を開催しました。

開催のきっかけは、『自分が一番困っていたから』です。笑
クックパッド岡根谷さんの記事『海外のユーザーを向いたプロダクト開発の工夫』を見て。
同じように現場で頑張っている人がいること、他の人の知見をみて気づくことってけっこうありそうだなと思ったこと、同時に悩みながら手探りで進めている人ともっと話せたらいいなーという思いがありました。

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2016年の活動まとめと2017年これから ~社会で、参加型のプロセスをデザインしていく~

img_170103あけましておめでとうございます。
我が家ではクリスマスに私が見事インフルエンザに感染し、その余波で夫も感染。
お迎えした猫も環境変わったストレスで便秘になって病院送りになるわで年末がおわり、気づいたら年始になっていました。

というわけで、2016年の活動をいまふりかえります。

webディレクター(UXデザイン)お仕事関係

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担当するサービスが変わったことが、自分の中では大きな変化でした。
日本人向けサービス担当者から、海外のユーザー向けサービスの担当者へ。
また、開発体制自体もかわり、ベトナムのラボのメンバーと密接にからむ案件担当に。
海外のユーザーにむけたサービスを、日本人ではないメンバーと一緒につくっていくということで、開発のプロセス自体を模索していきました。

オフショア開発でユーザーストーリー伝えるためにグラフィックレコーディング用いたり、ユーザビリティ評価のためにテストを3種類実施したりなど、色々な手法模索、楽しかったな~。

事業の成果については、想定していた事業目標達成ができなかったのが課題でした。
ただ、上司や同じデザイン系のメンバーとのふとした会話からヒントをみつけたり、ギルドワークスの中村さんにふりかえりをファシリテーションしていただいたりなど、人とじっくり対話することで見つかるものがあるな~とありがたく感じています。

また、2016年は「これまでの学びを総括して一言で説明したいな~」という思いから、HCD-Net認定人間中心設計専門家を取得しました。
HCD-Net認定人間中心設計専門家とってよかったのは、そこを起点にさらに人とつながれるという点です。

webディレクター(UXデザイン)としての登壇は4件。

2017年も引き続き、海外のユーザー向けサービス開発担当として。
より多くの人たちと関わりながら、自分の現場にあった開発手法を模索していきたいと思います。

ファシリテーショングラフィック・グラフィックレコーディング・ワークショップ設計のお仕事関係

2016年、自分として大きかったのが会社への副業(複業)許可をとったことでした。
「そんな小さなこと」って思われるかもしれないけど、けど。
のほのほサラリーマンやってきた身としては、「自分が事業者として、会社とは別に存在するんだ」という言い始めるのはけっこうドキドキするのです。笑

2015年から仕事としては受けていたのですが、ありがたいことにお仕事がお仕事をよんで、2016年は行政の方、NPOの方、コンサルティング会社や企業の方etc色々なところからお声がけをいただけるように。
「挑戦したい」と会社に相談したところ、スムーズにOKをいただくことができました。(副業規定がない会社だけど、明示的に相談したのは私が初なのではなかろうか・・・)

ワークショップ設計・ファシリテーション

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1年で9本実施。
特にグラフィックレコーディングをやってみたい、というご依頼と同時に、ワークショップの設計の依頼をいただく機会も増えました。(嬉しい!)
その中で、東京のみならず、大阪、静岡、宇都宮、柏、金沢、輪島と多くの方と出会うことができました。
地域での活動のお話をきいて、その現場にあうような「描くことで見える世界を拡げる」ワークショップを企画・実施してこれたのはよかったなー。
他にも、グラグリッド三澤さんからの依頼をうけて、東京や大阪で企業研修としてのグラフィックレコーディングワークショップのアシスタントやったりも。

ファシリテーショングラフィック・グラフィックレコーディング

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ざっと12案件。イベント、テレビ、NPO、行政、色々なところで描いてきました。
特に最近は、企業や行政の方からの依頼(および実現はしなかったものもふくめご相談)が増えてきています。

社会で、参加型のプロセスをデザインしていく

私は特に、ファシリテーションは『(多様な背景を持ったメンバー間をつなぎ、プロジェクトで価値をだしていくための)NPOでの事業運営』の文脈で学び始めたこともあり、今もそのスタンスは変わることはありません。
会社でのディレクターのかかわり方も同じ。

特にグラフィックレコーディングについては、イベントやテレビなど、注目をいただく機会も増えありがたいなと思う反面、「美しい絵をかいてほしい」というほうに主眼がおかれる案件もありました。
依頼してくださる人の状況もわかるし、やれなくはないけど、自分の仕事とは少し離れるな~と感じています。
立場としては、市民ファシリテーター・グラフィッカー・ワークショップデザイナー・・・なんだと思います。

2017年以降は、デザインする領域を、『地域社会』のほうへ広げていきたいな~と考えています。
特に11月の『財政出前講座×sim福岡2030 in もばら』での今村寛さんのお話が、私の中では大きくて。

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・人口が縮小し、多様な影響を受けて先が見えない社会の中では、財政は一件査定は限度がある。
・一件査定ではなく枠予算で「自分たちで優先順位を考える」ためには、市民との対話・納得・説明が必要
・「ありたい姿」を、立場を超えて、皆で考えていくのが一番大事
・ビルド(ありたい姿)を考えてから、スクラップ(今やらないことを決める)
・「これやるために、これをやめるよ」といえることが自律的な経営につながるし、共感をよんで、市民協働につながる

このプロセスにおいて、市民ファシリテーター・グラフィッカー・ワークショップデザイナー的な人(参加型のプロセスをデザインできる人)って、かなり大きな役目を果たせるんじゃないかと思うのです。
千葉県茂原市でこのイベントを実施された篠田さんも、そんな狙いがあって私をお呼びくださったのだと認識しています。

デザイン×政治(国際文化論)をバックグラウンドに持っている人間として、この参加型のプロセス、より切り開いていける実務者になりたいなーと思います。
その土地や環境で人々の生きるための工夫=文化の中で、どのように参加型のプロセスとデザイン対象を作っていくか。
デザインの現場も、地域社会も、種類は違えど自分の望むかかわり方はかわらないなーと感じています。

デザインというのは専門性を持った縦軸というよりは横軸であるというのが僕の解釈です。
最も大事なことはそれぞれの場所にいる人々に対する視線であり、さらに言えば”愛”です。デザインマインドを携えることで、「自分の目の前の仕事を創造的に変えるプロ」になれるはずです。ですので上に挙げたような仕事だけでなく、デザインが要ると思われてない未開拓な職種ほど、チャレンジングな可能性を内包しているのではないでしょうか。
【前編】ノンデザイナーは、いかにデザインに関わっていくか?

専修大学の上平先生のこのことば。

その土地や環境で人々の生きるための工夫=文化一つ一つ、食事、音楽、生活、生み出す技術、つながり。
その人の、思い。大事にしているもの。

フィールドワークをしていても、すぐに見えるものでは決してないのですが。
この一つ一つが自分にとってはとても愛おしい、価値あるものだと思うのです。

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かりん歩 1<かりん歩> (コミックフラッパー)より引用

一つ一つ紡いで、社会に還元していけるような動きを今後より増やしていきたいな。

家庭について

諸事情あり不妊治療をおやすみしていましたが、時が満ちた感があるので、ステップアップ&復帰しようと思っています。
また、ついに念願!年末に猫をお迎えしました!
江古田にあるえこねこという里親猫カフェ出身の、パタくんタバくんです。

はじめまして。タバとパタです。

PATA TABAさん(@pataandtaba)が投稿した写真 –

今は家でのほのほ寝ている猫二匹をみて、ニヤニヤする毎日です。
家族が増えることは、予測もしてなかった方向に自分の人生をむくことにもつながります。
毎日なでなでしつつ、「う〇こでねえええええ」としばらく叫びつつ、家族関係をゆっくりつくっていきたいと思います。

2017年も、よろしくお願いします!

ファシリテーションのために、身体性を鍛える訓練(やや邪道)

img_161214この記事はファシリテーターアドベントカレンダー2016の13日目です。

ことし一年は、「ファシリテーターとして、身体性に向き合ってみよう」と思って、ワークショップも阿呆なこともとりくんできました。
今年のはじめに、佐々木薫さんが主催されている「あり方を磨く」Standing in the Fireワークショップ
にでたのがきっかけです。

ここ二年の間で、ワークショップや学びあいの場、企業の研修、地域の人と人との会話など、私はファシリテーターとして多くの場にたつ機会をいただいてきました。
場数をふむのと同時に、弱みも実感しています。
一つは、予想外のできごと…特に自分にとってワークを全否定されるような内容や、厳しい指摘、停滞した空気など…に対し、どう対応すればいいのか迷いがある点。

佐々木さんのワークショップは、「自分に火が付いてしまう(自分を正当化したり、うろたえたり、後悔したりなど)タイミングを体で観察し察知して、『いま、ここ』に再び集中するための体の使い方を学ぶ」というものでした。
そのためには、火が付いた感情がおきるときの体の反応を観察→察知→客観化必要があります。
でも、普段頭でっかちで体軽視してた身としては、まあいきなりやろうとすると難しいわけです。
なので、普段から体の感覚を見る訓練をしつづけてきたのでした。

いくつか今年やったことをふりかえってみます。
ぶっちゃけ邪道ですが気にしない。

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ギルドワークス中村さんに、現場にきていただきました ~プロジェクトをふりかえって組織で活かしたいの巻~

img_161207今年一年間かかりっきりだった案件が、自分の手からは離れることとなりました。
案件isわが子。
わが子大好きなお母さんとしては、しっかり独り立ちさせておくりだしてあげたいと思い、尽力してきました。

ただ残念なことに今回、成果を想定したようにはのこせない状態となってしまい。
さらには、自分自身が「あれこれもっとやれたんじゃないか、他におもいついてないやるべきことがあったんじゃないか、もやもやもや」ってな不完全燃焼状態になってしまっていました。
そんな中、今回はギルドワークス中村さんにファシリテーターとして、ふりかえりに入っていただくことに。
私自身、外部の方にこういう形ではいっていただくのははじめてだし、会社でもたぶん初の試み。
およびすることからして、ものすごくどきどきしました。

会社の案件の都合上、詳細の状況自体はかけませんが。
中村さんがはいったことによる自分、そして組織の中での波紋について、今回はのこしておこうと思います。

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専門家として現場でモヤモヤした時に助けとなる、文化触変のモデル図

img_161127_katei家の引っ越しやら、毎月のワークショップ等々続き、ブログを書くのがすっかり久しぶりになってしまいました。
気が付けば、あっというまに師走の手前。
今年一年は専門家としての、現場でのあり方をこれまでにないくらい考えた年となりました。

私が会社で目指す位置は、家庭のためにごはんをつくる「おかん」なのだ。
台所(=現場)でごはんをつくる。
ごはんをつくるために、家計・家族の状況・栄養(=ビジネス・定性分析・定量分析)を考える。
時に手抜きで美味しいものをつくる(=理想のプロセスじゃないけど成果でるよう案件仕上げる)。
できるだけめんどくさくないよう洗い物減らし、食器を洗って片付ける(=技術的負債を返す)。
家族もまきこんで料理を教えて自立できるようにする。(=教育)
納期中心デザイン・KPI中心デザインの現場で、UXデザイン(人間中心デザイン)をするということ

2年前と今の状況~『HCD-Net認定専門家交流ラウンドテーブルイベント「人間中心設計専門家と一緒に考えてみよう」』のスライド~を比べると、このスタンスはおもしろいくらい変わっていません。

現場で実践はつづけつつ、スタンス保ちつつ。
やっぱりずっとずっと葛藤はあるので、「わかってるのになんで葛藤するんだろう?」「この葛藤ってなんなんだろう?」と不思議に思いながら付き合っています。
というわけで本日は葛藤メインにつらつらかいていこうと思いました。

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『実践例から考えよう!WEBサービスでのUXデザイン』で講演してきました

160919_img9/10(日)新潟で『実践例から考えよう!WEBサービスでのUXデザイン』で講演してきました。
主催は、fukuroさん、新潟グラムさん。

色々なイベントや勉強会で「UX」とはいうけれど。
最先端の設備や専門家がいる会社での話がでてきたとしても、普通の現場で実践例がでることがなかなかないんじゃないか?
実践例を話したうえで、現場でやれることを考えてみようというイベントでした。

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『手を動かさない』webディレクターが、事業会社でUXデザイン的な仕事をするということ

160810_2_img昨日、『意味不明なことばかり言ってるUXデザイナー達の代わりに「UXデザインとは何か」を端的に説明しよう』という記事がバズっており、その記事をきっかけに自分の周囲でも、いろんな意見をきくことができました。
そのまわりのいろんな人の言葉から、私自身は『専門家という立ち位置の難しさ』と、『手を動かさない、webディレクターとしての仕事』についてあらためて考えていました。

いくつか考えたことについて、つらつらかいていきます。

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ひとと一緒につくり続けるために、『問い』を連ねる ~30代webディレクターとしての成長戦略(仮)

160724_img自分の人生を前に進めてくれた大きなものの一つに、私は『問い』があると思います。

受験小論文、ブログ、コンペの提案資料、職務経歴書、サービスをデザインするための様々な設計書。
無数の『問い』をたてて、考えて、ひとの前にだして、精いっぱい考えて、前にすすめる。

webディレクター経験もまる12年(干支一回り!)経っている中で、少しずつ自分の在り方もかわってきました。
『問い』をたてる範囲も変わってきてるように思います。

じゃあ、これからはどうなるんだろう?

webディレクターはここ20年?くらいからうまれた、新しい職種です。
技術の進化もあいまって、三十路でどうあるべきか、40超えたらどうなんていうロールモデルは見えづらいです。
そんな中、30代webディレクターとしての成長戦略(仮)を考えるために、最近いったいくつかのイベントをふりかえりつつ、今の『問い』の範囲についてつらつら思うところを書き綴っていきます。

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オフショア開発のコミュニケーションに、グラフィックレコーディングを活かす

160717_imgシンチャオ!
オフショア開発で、ベトナムにいってきました。
開発プロセスの中で、ベトナムをはじめ、多くの国のメンバーと関わる機会が増えてきた中。
グラフィックレコーディングを使い、コミュニケーションに活かすことがふえてきました。

もちろん、間に日本語を話せるブリッジSEがたつことで、言語の壁は相当下がっていたのですが。
デザインとエンジニアという職種、そして距離。
越境して一緒にものをつくっていくために、いくつか「やってよかったなー」ということがあったので、まとめておこうと思います。

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社会の中での『情報の可視化』と『関係性の質を上げること』の価値 ~早稲田大学 富田先生の授業で、UXデザインの話をしてきました~

img_1607036月25日、久しぶりに都の西北・懐かしの母校、早稲田大学政治経済学部の3号館にいってきました。

富田誠先生の『早稲田大学 政治経済学術院 政治学研究科 ジャーナリズムコース デジタルトレーニング」の授業で、スピーカーとして参加してきました。
政経卒・UXデザイナーという立ち位置です。

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HCD-Netフォーラム2016で、「ビジネス、社会に貢献するHCD」を考えた

img_160613昨年につづき、HCD-Netフォーラム2016に参加してきました。
今年は人間中心設計専門家とったこともあり、自分としては何か少しずつアウトプットしたいという思いもあり。
「ビジネス、社会に貢献するHCD」ライトニングトーク枠で参加を申し込みました。

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eVar7 Adobe Summit 2016報告会にいってきた

160601eVar7 Adobe Summit 2016報告会にいってきました。
このところずっとHCD(人間中心設計)のプロセスぐるぐるしていたため、マーケティング系の仕事はしていなく、Adobe系の解析ツールから離れて久しい状態でした。
ただ、今担当しているサービスでマーケティング系に類する仕事が自分の範疇に再び戻ってきそうな状況や、登壇者で話をききたいトークもあり。
「Adobeのマーケ系ツールのユーザーではないけどご容赦を・・・」とどきどきしながらAdobe Summit 2016報告会にいくことにきめました。

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UXデザイナーが直面する、体や心を壊す状況について

160531_imgUXデザインの業務をはじめてはや5年。
自分自身も三十路超え、ついでに体重も肥え、文字通り『脂がのってきたかんじ』の状況ですが。
5年の中で、先輩方が体を壊したり、自分自身もあと数歩で体を壊すのでは?というところにいったことを、ふと@VoQn氏のツイートでおもいだしました。

※詳細 @transit_kix姉さんがまとめてくれている「酔ったぼうくん氏語る「ポジションに据える形での“UIデザイナー”というセクショニングの危険性」

「フルスタックデザイナーになろう!デザイナーもコードをかくのが当然」「デザイナーもUXデザインで上流工程へ」「webディレクター不要論」「いやディレクターこそUXデザインでグラフィックデザインできるように」とか、いろんな要望がデザインの現場でとびかう今。
その言葉の強さと、潜む怖さを感じ、じゃあデザインの現場にいる人間としてどうしていくのがいいのかなと思い、つらつら文章をかくことにしました。

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【後編】グローバル化するサービスとオフショア開発環境の中で、webディレクターができること ~ベトナムで私も考えた編~

img_160515_2【前編】グローバル化するサービスとオフショア開発環境の中で、webディレクターができること ~現場の悩み編~の続き。

「旅行ECとして機能必須要件すりあわせに時間や工数かけてるけど。もっとユーザー目線で考える時間や工数増やして、ユーザビリティ・売上あげたい、チームで事業貢献したい!webディレクターとして、今私はどうすればいいんだろう?」という問いに対して。
ベトナム出張でであった人々・出来事から得たヒントを書いていきます。

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【前編】グローバル化するサービスとオフショア開発環境の中で、webディレクターができること ~現場の悩み編~

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2016年年明けから、自分の仕事が大きく変わりました。
これまで対日本人への旅行ECサービス担当だったのが、外国人向けの旅行ECサービス担当となったのです。
また、関わるエンジニアや事業部のメンバーも日本人ではない人たちが増えました。

年明けから数か月、「グローバル化するサービスとオフショア開発環境の中で、webディレクターができることってなんなんだろう?」と模索をする中で、少しずつ見えてきたものがあったので記録にのこしておこうと思います。

まずは前編、グローバル化する開発環境とサービスの中でwebディレクターが悩んできたこと編。

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webディレクター、人間中心設計専門家とって情報デザインフォーラムにいってきたの巻

img_160509webディレクターが人間中心設計(HCD)専門家認定制度うけてみた話という話をかいてその後。
3月末、無事に人間中心設計専門家に合格しました。

そののち5/8(日)の情報デザインフォーラムにでかけて『うああああ世界広いよー』となったのが現在、です。

webディレクターが人間中心設計を学び始めた理由、学んで専門家とったのちに『うあああああ』考えるに至った軌跡を記録しておこうと思います。

人間中心設計を学びはじめた理由

UX界隈の勉強をはじめたときは。
・なんか学術的なことやってそうな人たちで壁高そう
・資格?何をやっている人たちなんだ
・事業会社のドロドロの中で資格が活きるように思わない
と思っており、まさか自分がこの資格をとるとは思っていませんでした。

人間中心設計を学び始めたのは、「『定量』『定性』両方の軸がないと、サービスのデザインを考えられないわ」と痛感したからです。
もともと私はweb制作会社のディレクターで、「もっと上流から考えられるようになりたい!」と事業会社に転職したクチだったのですが。
ある程度定量的にログ解析ができるようにはなったものの、それでも旅行会社において『上流』を考えるためには、大きな壁があったように思います。

・ユーザーのインサイト、旅行業のお金の稼ぎ方を一番知っているとされるのが、旅行会社の旅行事業のメンバーであること
・オンライン旅行会社のデータは外接ものが中心で、そのデータやシステムに基づいたUIが求められること

旅行会社でwebディレクターが上流工程担当するときにあたった、2つの大きな壁

ユーザーのインサイト、旅行業のお金の稼ぎ方を一番知っているとされるのが、旅行会社の旅行事業のメンバーであること

旅行会社にはいってまずびっくりしたのは、ユーザーのニーズの細かさ、多様さでした。
1月にGWの商品を予約しようとする人はあたりまえだし、ヨーロッパに行く際「直行便に近い経由便」なるものがあること(超効率的な乗り継ぎできるFinairとか、アエロフロートとか)。燃油サーチャージの上下するタイミングで、「燃油代がお得」という視点で航空券を探すユーザーがいるということ。
web業界にいた身としては、その多様なニーズはとても興味深く、販促にかかわるたびにワクワクしっぱなしでした。

ただ、しばらくすると。
ユーザーのニーズをいつも旅行業の人にきいているという状態になっていました。
ユーザーのインサイトを見つけるという広告の本を読んだけど、なんかぴんとこないのです。

また、旅行業のお金の稼ぎ方も全くしらない状態でした。
旅行業は商習慣があり、事業を成立させるためのお金の流れも存在します。
ただ数をうればいいというものではなく、キックバックやコミッションを最大化するための施策もあります。
会社の事業が何に基づいて動いているのかが見えない中、デザインの文脈でのみ発言して、顰蹙をかうことも多々ありました。

サービスを運営するということは、デザインの美しさや保守性の文脈だけで語れる分野ではありませんでした。

オンライン旅行会社のデータは外接ものが中心で、そのデータやシステムに基づいたUIが求められること

求められたものをつくれば喜んでもらえる。
そう思っていたところ、29才くらいのとき、マーケティング畑の上司から厳しい言葉をいわれました。
「システムを理解しろ。理解してはじめて、どうすればいいのかエンジニアと一緒に話すことができる」

そうはいってもECサイトの設計経験もあったので相応の自信はあったのですが。
いざ開発現場にたってみると、システムとの打ち合わせで自分がいかに役にたたないかを痛感する日々でした。
オンライン旅行会社のデータは外接ものが中心で、その中でどう最適なUIをつくるのか?という議論が中心になります。
「こういうことをやりたい」といっても、「このデータはないから作る必要があるけど、本当にそれっているの?どうやるとそれってできる?」といわれると、言葉につまるのです。

本当にそれがいるのか?というのは自分の思い付きのアイディアでしかないし、ましてやそれがどうやってできるのかというプロセス一緒に話すには弱い。
「工数かかるよ」といわれると、自分の意見をひっこめてしまう日々が続きました。

デザインが事業を前に進める力になると思うからこそ。
自分のひとりよがりアイディアなんてどーでもよくって、定量的な数字・定性的な行動や感情を論拠としたものから発想したかった。
そして、「今、こういうデザインが必要なんです。工数かける価値があるんです。これが事業を前に進めるんです」って心の底から信じていいたかったのだと思います。

人間中心設計専門家ってなんなのか、とって感じた事

これは株式会社パエリアの山口隆広さんの定義が、webディレクターとしての現場ではものすごーーーーくしっくりきています。

リリースまで走り倒せないとダメな役割 is 専門家
HCD専門家に求められる実務的なスキルセットを抜き出すと下記のとおりです。

・現状のユーザ課題を具体的に推測する
・調査計画を立てる
・定性、定量調査を行い、その結果を分析する
・その結果を受けて仮説からユーザを幾つかモデル化する
・モデル化したユーザに対してどのような機能、経験をさせるべきかを実現可能性を含め提案する
・提案した内容をもとにユーザーシナリオやコンセプトにまとめる
・まとめた内容をもとに企画提案を行い、要求仕様をまとめる
・必要に応じて情報設計を行い、デザインを作成する(自分で作らなくともグラフィックデザイナーをディレクションする能力でOK)
・作成した結果をもとにプロトタイピングを行い、ユーザ調査、仮説検証を行う

(中略)

すなわち、開発現場に対し正論を振りかざす人というよりは、実際に開発現場でディレクター的な役割を持ち、一緒にサービスを作る人というのが役割となります。こう考えると、いわゆる開発現場のディレクターがやっていることに対しユーザ調査とフィードバックを加えたことが、HCD専門家に近いように思います。あれ、全然めんどくさい人じゃなかった。

HCDの人って結局何なの?正論めんどくさい人?って思ってたので3年前の自分の誤解を解く

開発現場に5年間立ち続けて、勉強会に通い、本を読んで、産業技術大学院大学人間中心設計履修証明プログラムに通って、ようやく『リリースまで走り倒せないとダメな役割』がこなせるようになってきたように思います。

中でも、『リリースまで走り倒せないとダメな役割』をするのに大事だなと痛烈に感じるようになったのが、ファシリテーション能力でした。
プロジェクトを継続してつづけていくには、旅行業のメンバー、エンジニア、デザイナー、ユーザー、国籍の違うメンバーと一緒にものづくりをしていくことが必要というのもあるのですが。
それ以上に、つくりつづけるプロセスそのものも、デザインしていく必要があると感じたのです。

この点、大きく影響をうけているのは、上平先生のブログ『子供と一緒にデザインする方法』からです。

・物理的に距離が近いというのは、協業において(あたりまえだけど)とても大きい。

・子供のアイデアはそのままつかえるわけではなく、そのイメージを具体化・精緻化するのはプロのデザイナーの仕事。大人にはない発想を取り入れるために計画的に巻き込んでいる。

・見せかけや口実つくりの市民参画、ワークショップではなく、そもそものところでたとえ子供であっても対等に対話し、尊重する社会理念がベースにある。先日、Rasmusは「我々は実際に使う彼らの気持ちを何も知らない、逆に教えてもらうという気持ちだよ」と言っていたな。この辺の民度(?)を決定づけているものとして、デンマークの社会民主主義の歴史は半端なく厚い。

・そして民主的とはいっても、決して多数決ではなく、折衷案でもなく、決めるところはピシッとプロが決めている。つまり役割分担がうまい。

子供と一緒にデザインする方法
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私レベルの情報設計できる人なんていくらでもいるし、グラフィックのデザインもできるかっていうとNOです。私自身、ものすごくかっこいいとか美的で評価されるデザインをつくりたいかっていうとNO。広告賞とかどうでもいい。

それより、継続的に使われるものをつくりたいし、プロジェクト立ち上げからリリース、評価して運用していくすべての流れにおいて、みんなで作る瞬間にわくわくしていたい。
そんなわくわくした前向きな場をたくさん作れるようになりたい。
そこに必要なものって、場をつくる力=ファシリテーション能力でした。

そして情報デザインフォーラムにいってきた

上平先生の「デモクラティックデザインとその実験精神—もうひとつの北欧デザインから学んだこと—」の話をうかがいたくて、情報デザインフォーラムに参加してきました。

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基調講演、パネルディスカッションを通じて、特におもしろかったのが、以下のトピック。

・デンマークで持続性あるけどリスクもあるサービスをだせる背景=信頼がある。その信頼があるのは「そういう風に育てられたから」
・高度成長が過ぎ、成熟産業が時につぶれていく現在の社会。社会全体の目標が見失いがちな中、一人一人が社会へ関わり何を達成したいかを考えていく必要がある。そのとき、デザインという手法は皆の大きな力となる。
・多様性・不確実性・複雑性をうけいれてイノベーションへのプロセスをつくれる人が求められている。

この『多様性・不確実性・複雑性をうけいれてイノベーションへのプロセスをつくれる人』=カオスパイロットでのチームリーダーとのこと。

たぶん私がなりたいのってこの立ち位置。
でも、ものすごーーーーーーーーーーーく、遠いよーーーーーーーーーーーーーーー。
今もってる現場だってまだまだ小さいもの。。

人間中心設計専門家とって、少しは先達の先生方の見ている世界を見れるかな?と思ったら。
とんでもない。世界は恐ろしいほど広かった。
たとえるなら、カイの冒険でフロア60まで到達したのち、スペシャルステージが表れていきなりわけわからん難易度になってるかんじ。

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※画像は「アナタはGWは何をしていましたか!?僕は「カイの冒険」を攻略 ②」より引用。カイの冒険の鬼畜ぷりがわかる素晴らしいエントリーだと思います。

ここからが本番なんですよね。
人間中心設計専門家をとったのははじまりにすぎなくて。
今度は自分の今までの現場のみならず、いろいろな場でどんどん試していけということかなと。

人間中心設計を学び、人間中心設計専門家の資格をとるなかで、いろいろな先達にお会いすることができたのはとても幸せなことだと思います。
んまた、そこからすごく多くの素敵なチャレンジをしている人たちを紹介いただいているなと感じます。

めっちゃうちひしがれてるけど、小さくても、新たな場をどんどん作っていきたい。

今私はグローバル展開したサイトの担当をしているのですが。
お前どうこう言う前に、まず英語でコミュニケーションとれないとベトナム人エンジニアたちや、ユーザーと話せないだろ、『リリースまで走り倒せないとダメな役割』できないだろ、という状況。
切羽つまってるんですよ。あーあーあーお恥ずかしい。

まずは出張で明日からベトナムに渡航なので。
『多様性・不確実性・複雑性』をたくさん集めてくるところからはじめてみようと思います。

いかないと見えないものがある。
見えないものをみにいこう。

『dialogue to diagram:対話を図解する手法を学ぶ』に参加してきました

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ようやく念願かなって。
東京大学大学院 安斎先生が企画されているワークショップ『dialogue to diagram:対話を図解する手法を学ぶ』に参加してきました。
ゲストは東海大学講師の富田先生

今回参加したのは「学問の世界にいる人たちから見えるワークショップと、可視化の世界を見てみたかった」という理由からでした。

UXデザインの世界から入り、ワークショップデザインをするようになってから、『どんな問を場にだすと、みんんなと新しい世界にいけるんだろう?』『この場で何がおきているんだろう?』という問いを常に考えるようになりました。

しかし、『この場で何がおきているんだろう?』については瞬時につかむのが私は苦手。感覚的にまだ体に入り切ってないなーと考えています。
たとえるなら自転車で補助輪つけたりはずしたりして、ふらふら走ってる状態。走れるけど、危なっかしい。
こういう時に私は違う視点をあえてぶっこむのが好きです。

その道の先達について実務を見たり、研究や書籍を読み、自分の中に新たな問いを発生させるのです。
問いのもやもやを考え続けて、外化しつづけて、前に進むスタイル。

今回は学問の世界にいるお二人の話を伺って、そのワークショップの場に参加することで、自分をゆさぶってみようかなーと思ったのでした。

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