ビジュアルファシリテーターの阿呆な研究

『dialogue to diagram:対話を図解する手法を学ぶ』に参加してきました

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ようやく念願かなって。
東京大学大学院 安斎先生が企画されているワークショップ『dialogue to diagram:対話を図解する手法を学ぶ』に参加してきました。
ゲストは東海大学講師の富田先生

今回参加したのは「学問の世界にいる人たちから見えるワークショップと、可視化の世界を見てみたかった」という理由からでした。

UXデザインの世界から入り、ワークショップデザインをするようになってから、『どんな問を場にだすと、みんんなと新しい世界にいけるんだろう?』『この場で何がおきているんだろう?』という問いを常に考えるようになりました。

しかし、『この場で何がおきているんだろう?』については瞬時につかむのが私は苦手。感覚的にまだ体に入り切ってないなーと考えています。
たとえるなら自転車で補助輪つけたりはずしたりして、ふらふら走ってる状態。走れるけど、危なっかしい。
こういう時に私は違う視点をあえてぶっこむのが好きです。

その道の先達について実務を見たり、研究や書籍を読み、自分の中に新たな問いを発生させるのです。
問いのもやもやを考え続けて、外化しつづけて、前に進むスタイル。

今回は学問の世界にいるお二人の話を伺って、そのワークショップの場に参加することで、自分をゆさぶってみようかなーと思ったのでした。

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カンファレンスでグラフィックレコーディングが果たす役割、何だろう? ~CIVIC TECH FORUM 2016のグラレコ隊から考える~

img_160327evy「カンファレンスでのグラフィックレコーディングの果たす役割ってなんだろう?」と昨年からずっともやもやしていました。

イベントでグラフィックレコーディングを描くと、喜ばれる。写真をとられる。
その場は盛り上がって、なんか嬉しい。
でも、そのあとってどうなるんだろう?

また、カンファレンス等で描く場所が増えれば増えるほど、「なんでグラフィックレコーディングなの?」「絵の議事録でしょ、それよりちゃんとした文章がほしいと自分は思う」という話をよくきくようになりました。

今回は、CIVIC TECH FORUM 2016のグラレコ隊として、イベントにかかわる中で「カンファレンスでのグラフィックレコーディングの果たす役割ってなんだろう?」について考え続けました。

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対話の場を、グラフィックレコーディングで深める ~Code for Nagareyama IODD2016の事例~

160315_img「グラフィックレコーディングって、絵の議事録でしょ?」
「イベントで最近よくみるけど、結局写真とって終わりで、あまり意味なくない?」
グラフィックレコーディングを描いている話をすると、時々そんな質問をうけることがあります。

同時にグラフィックレコーダーからも「イベントで描いてその時は喜んでもらえたんだけど・・・結局かきっぱなしになっちゃってる気がする。」という声もきくこともあり。
グラフィックレコーディングが注目をあびればあびるほど、コミュニケーションのいち手段であるという側面が見えづらくなり、パフォーマンス面が目立つようにここ最近感じます。

グラフィックレコーディングは、コミュニケーションのためのいち手段。
グラフィックレコーダーは、『場』をつくる一員。
では、グラフィックレコーダーは、どんなコミュニケーションを目的に、どのように『場』をつくるといいんだろう?

そんな問いのもと。
ここ最近、依頼をうけた案件については、極力『場』をつくる一員として、企画や進行に提案を行うようにしています。
Code for Nagareyama IODD2016「SNSといじめを考えるワークショップ」にて、ひとついい形をうみだせたなーと思うので、事例紹介として記録にのこしておきたいと思います。

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『現場を前に進める』グラフィックレコーディングの活用と対話の必要性

img_16021252/13(土)Devlove関西さんからご招待いただき、大阪で『グラフィックレコーディング~構造化のコツ~』というワークショップを実施しました。
今回はグラフィックレコーディング3つのスキル「聴きとる」「表現する」「構造化する」の中でも、構造化に重点を置いたワークです。

私自身、会社でグラフィックレコーディングを用いるか?というと実はあまり使ってなく(アクティビティシナリオやストーリーボード考えるときに使うくらい?)、グラフィックレコーディングのスキルを活かして現場で動いている、という状態です。
特によく使ってるなと思うのが「構造化する」という部分。

会議の内容をリアルタイムで関係性を示し、それをもとに考え、進行するという「構造化」。
「構造化には、いったい何がコツとして必要なんだろう?」
そう考えたく、ワークショップを設計しました。

私自身、ワークショップをやって見えたこと、感想戦をやってようやく見えたこと、それぞれあったので記録に残しておこうと思います。

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ファシリテーションする中で感じた弱さと、新しい風景をみるために動いたこと #fsAD

img_151207この記事はファシリテーター Advent Calendar 2015 6日目の記事です。
高柳さんからのお声掛けいただき、執筆することにしました。
お恥ずかしながら、体調不良により、1日おくれでの投稿です。

2015年は、ファシリテーションに向き合う年でした。
私がファシリテーションに出会ったのは2004年頃。
A SEED JAPANという環境NGOで会議の進め方研修として学んだのがきっかけでした。
会議を時間内に、目的どおり、実りある議論にするためのもの。
横道にそれないよう、うまく導くもの。
それが私にとってのファシリテーションだったのですが。
今年、その認識ががらっとかわりました。

『自分が導く』ではなく『参加者の思いが溢れだす』へ。
『ひとりで』ではなく『バディといっしょに』へ。

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フェリス女学院大学『社会的起業』(春木良且教授)の授業でグラフィックレコーディングのワークショップをしてきました

img_1123_s11月9日(月)、フェリス女学院大学『社会的起業』(春木良且教授)の授業で、グラフィックレコーディングのワークショップを実施してきました!
一緒にワークショップ設計&授業をしたのは、グラフィックレコーディング勉強会メンバーのファシリテーター西田武史さん、グラフィックレコーダー増山和秀さん。

この『社会的起業』の授業は、PBL(Project-Based Learning 課題解決型学習)という形式をとっています。
大学外部の方から社会的な課題を共有いただき、社会的な課題を考えていく中で学びあうそう。
グループで社会的課題を考えるにあたり基本となるのが、思考する力、発散収束する力、異なる立場の人に伝える力です。

春木先生からご依頼いただき話を伺う中で。
「どうやったら、グラフィックレコーディングを通じて、情報を『見える化』するの大事さ・手法を学べるのか?学生みなさんが社会に対してアクションしていく一助になれるのか?」という問いをずっと考え続けました。

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Code for Japan Summit 2015でグラフィックレコーディングやってきました #‎cfjsummit‬

img_15111211/7(土)11/8(日)、Code for Japan Summit 2015でグラフィックレコーディングやってきました!
全国のcode for xから関係者がサミットにあつまる中。
総勢16名のグラフィックレコーダーも、首都圏近辺、静岡、岐阜から集結しました!

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勉強できない自分が、勉強できるできない超えて、とにかく学びたい時のノートの書き方

imgm_151028ノートの取り方が話題になっている。
勉強ができる人とできない人の、ノートの取り方における決定的な違いについて
多分勉強ができていた私は、具体的にどうやってノートを書いていたか
このあたり読んだ。で、思ったこと。

勉強できる人=ノートの情報編集をやってる人ではなかった気がする。
感覚値でしかないんだけど。偏差値60台までは美しくノートをとっている人は多かったけど、東大にいくレベルで偏差値70台以上の人はノートぽいものとってなくてもできていた。
ひとつの何かから一気に記憶する力、思考していく能力ともに相当高い『できる人』。

『不倒城』の人は、まさに『できる人』のように思う。
こういう人はひとつの何かから一気に色々正しく思い出せるから、「明日の自分は今日の自分とつながっている」と信じられてるのではないか。

・逆に私は「明日の自分は全くの赤の他人。」
100言われるとと明日には99忘れる。内部記憶メモリが10年以上前のPC状態。
すがすがしいほどの残念ぷり。
だから何かを心から学びたいと思ったら、内部記憶メモリがない以上、明日の自分=他人にむけたものを残しておく(外付けハードディスク)の存在が必須だったのだ。
明日の自分=他人にむけたもの=情報編集をしっかりやったものを残す。
それが私にとってのノートの存在。

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「伝えるものづくり」じゃない、「溢れだすものづくり」へ

img_151022最近、人生の目指す方向が、がらっと変わった。
「伝えるものづくり」じゃない、「溢れだすものづくり」へ。

生きることはつくることに他ならない。
「ああ、これからずっともっと創れるなあ」て気づけたのが、今はただただ有難いなと思う。

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裸になって、助けて、助けられての繰り返し

img_150726「バディを信頼しているか?」

先日、Devlove関西でのグラフィックレコーディングワークショップが終わった後の恒例・感想戦。
Devlove中村さんと、一緒にワークショップを進めてた増山さん、アドバイザー三澤さんとそんな話になった。

バディという言葉は、映画『海猿』できいたことがある人もいると思う。
時に死と隣り合わせという職務上、潜水士が二人一組で常に行動しあうパートナーという意味。

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