ビジュアルファシリテーターの阿呆な研究

第16回情報デザインフォーラム 『「つくる」を「つくる」』に参加してきた

img_150430第16回情報デザインフォーラム 『「つくる」を「つくる」』 に参加してきました。
最近は自分が学びたいテーマのイベントの多くでグラフィックレコーディングをする機会をいただくことが増え、非常にありがたいなーと思っています。

特に今回気になってたのはこのへん。

Design Sprint や LeanUX によって「早くつくる」ことがひとり歩きしてしまっておりますが、それによって軽視されるユーザー視点の導入の重要性を改めて再確認し、ディスカッションに繋げられればと思っています。
第16回情報デザインフォーラムより引用

「早くつくる」は悪いことでは決してないけど。
その中でも決して忘れてはいけない、のこすべきエッセンスはなんだろう?というお話でした。

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京都と大阪でUXデザイン他流試合をしてきた

IMG_20150418_185652浅野智先生の引率で、産業技術大学院大学人間中心設計履修証明プログラムの仲間たちと卒業旅行にいってきました。
卒業旅行とはいうものの。
お土産を買う時間すらほとんどないくらい、旅程3日間、みっちり予定がつまっていました。

1日目はSoft Deviceのラボ見学、2日目はyahoo大阪とエスノグラフィワークショップ、3日目ははてなでのUX KYOTO LT大会。
行程について話すと、「それ旅行じゃない、勉強合宿だ」「ストイックすぎる・・・」と周囲の人にはいわれました。

この旅行に参加するため、会社での重要なイベントをお休みさせてもらったこともあるので。
自分の組織に何をどうもちかえるべきか、整理したくなったので旅行記(?)を書こうと思います。
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『UI Crunch #4 ロンドンからustwoが来日!「コラボレーション文化の作り方」 』に参加して、現場チームのぐるぐるもやもやについて考えた。 #uicrunch

img_150415現場が言語化できない停滞感に包まれている気がした。
大きいサービスをリリースしたし、山をこえた感触はあるんだけど。
超えた先にあると思った『今までと違ってみえる景色』がない。
わくわくしない。

私、そして私たちのチームは、何を超えるべきなんだろう?
今、そんなぐるぐる・もやもやの真っただ中にいる。

ぐるぐる・もやもやの中にいるときには、『誰かと会って話すこと』がすごく私はヒントになると思ってる。
自分の直感に従って、会いたい人にあって、ぐるぐるもやもやを言語化・可視化していくのだ。
するとたいてい何かがつながって、次にすべきことが見えていくかんじ。

というわけで、そんなぐるぐるもやもや期のアクションとして、『UI Crunch #4 ロンドンからustwoが来日!「コラボレーション文化の作り方」 』に参加してきました。
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30代以降のwebデザイナーの転職の難しさについて語る

img_150329「事業会社でwebデザインできるデザイナーって少なくない?!30代なんてほんと少ない!!」
デザイナーの友人と飲み会にて、ふとそんな話になった。

私はwebデザイナーではないけど、採用にも関わってる中でデザイナー採用の難しさは感じてるし、勉強会とかであった他社の人からも同じような声をきく。
でも、転職したいといって転職活動をしている30代のwebデザイナーが多いということも肌感で感じている。この状況ってなんなんだろう?と思いぐるぐる文章をまとめてみた。
※あくまで私の周囲の観測範囲内の話、という点ご了承ください。

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webデザインの現場でこう使ってます。グラフィックレコーディング・リアルタイムドキュメンテーション・ファシリテーショングラフィック

img_gr_150123ただいま有志で、グラフィックレコーディングのワークショップを企画しています。
過去3回のワークショップを経て、近々オープンな場でのワークショップ開催のお知らせをだせそうな状況なのですが。

ワークショップ内容を省察するたびに、自分にとっての「グラフィックレコーディング」「リアルタイムドキュメンテーション」「ファシリテーショングラフィック」ってなんなんだろうなって考えているので、いったんアウトプットしてみようと思いブログを書くことにしました。

「ビジュアルによる可視化」をやってるわけ

短期記憶が弱い自分が理解をするため

グラフィックレコーディング・リアルタイムドキュメンテーション・ファシリテーショングラフィックにせよ。
私は常に「短期記憶が弱い自分でも何かを理解するために、まずは自分が把握できるようビジュアルによる可視化をする→それを何度も見直していって体にたたきこむ」漫画書くになったので自然と絵を書く頻度が減っていき、美大にいくような画力は身につけることなく、高校時代を迎えました。

予備校の世界史の先生が教えてくれた、構造化と反復学習の大事さ

グラフィックレコーディングぽいことをしはじめたのは、高校3年生、まさに受験生の頃です。
高校2年生の冬、サミュエル・ハンティントンの『文明の衝突』を読んで、政治にがぜん興味がわいた結果。私は理系志望(作業療法士等考えてた)→文系志望に転向してしまいました。
文明を生み出した歴史、その文明の境界で衝突が起きている、という論にとても影響をうけたので、世界のことを知りたい→当然受験社会系科目は世界史に。

で、まっていたのは怒涛の暗記です。
志望校は超オタク・重箱の隅をつつくような世界史出題で有名な難関校。
理系から転向して2年生終わりから受験勉強をはじめた身に、大量の世界史暗記が重くのしかかりました。
短期記憶が人より脆弱な私にとってその暗記量は辛く、案の定予備校授業で赤点連発。チューターさんのすすめもあり、クラスを落とすことになりました。

そこで出会った先生が、こういったのです。
「僕は1日の授業でプリント4枚分(ノート見開き2つ分)進める。翌週テストするから、毎日このプリントをはったノートをながめなさい。」
「問題を解いたら、間違えたとこや追加のポイントをどんどんこのノートに書き込んでいきなさい。絶対に覚えられるから。」
と。。

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先生のプリントは、とても見やすいものでした。

  • 世界史のストーリーが矢印で明確に示されている
  • 中の文章も簡潔で、長文ではないリスト形式や表が中心
  • 何と何がつながっている、という情報が伝えてくれる
  • その出来事の背景にある意味を伝えて、出来事と出来事をつなげてくれる
  • 重要度(世界史受験で「日東駒専レベル」=ピンク線(事象)・オレンジ線(人名)まで覚える 「MARCHレベル」=青線まで覚える 「国立早慶上智レベル」=緑まで覚える )も分けており、志望校別に何を覚えるべきか、が明示されている

構造がはっきり見えて、毎日しかもそれを眺めるので、自ずとまず要素の『位置』が頭に入ってくるのです。
国民公会の次は、ヴァルミーの戦いか、とか。
次に、ノートの上部には国民公会、真ん中くらいに対仏大同盟、ページ下部にジャコパン派の恐怖政治がある、と思いだせるようになります。
そして、ある日ふと、全てが繋がってストーリーが頭のなかにわきでるようになるのです。

フランス史上初の男子普通選挙がおこなわれ、国民公会が成立した。共和政が開始したことで、他国は警戒。まずプロイセンと戦うこととなるが、ヴァルミーの戦いで勝利する。このときプロイセン軍にいたゲーテが『ここから、そしてこの日から、世界史の新しい時代が始まる』と言う。

次にルイ16世が処刑されることで、他国の警戒はますますつのり、イギリス小ビットにより対仏大同盟が組まれる。内には王党派の反乱、外には対仏大同盟、フランス大ピンチ!

このピンチから国を救うよう、ロペスピエールを中心にジャコパン派独裁が生まれる。1793年憲法を皮切りに、封建的特権の無償廃止、キリスト教の廃止を行い、政教一致の旧体制を壊そうとしていく。

この自分のノートとストーリーが頭の中に入ると、世界史の問題が一気に解けるようになりました。
偏差値も上がり、数値的成果もでたことで。
「自分にはこのやり方があっていたんだ!」という確信を得ました。
その後(悪名高い)AO入試で運よく第一志望入学が決まったため、結局受験に世界史は使わなかったのですが・・・親に頼みこんで、予備校のこの先生の世界史授業は最後まで受け続けました。

この先生の『全ての情報がまとまって構造化されたノートを、必要なときに常に反復して見返す』という姿勢が、私のその後の仕事・学習態度に大きく影響しています。

webデザインの現場でこうつかってます例

ビジュアルによる可視化の分類と、仕事での実務

ビジュアルによる可視化の分類は、グラグリッド三澤さんのスライドがとてもわかりやすいなーと思うので引用します。

このうち、私が実務で使っているのはこんなかんじ。

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私はファシリテーションにがっつり入りこむことも多いのが特徴。
ファシリテーションに入った時は絵をかくより合意形成に意識がむくので、リッチなグラフィックを書くことはほとんどなく、構造化メイン・テキスト中心となります。

1:ユーザーインタビュー用記録用カスタマージャーニーマップ

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利用用途
ユーザーインタビュー用記録用としての、カスタマージャーニーマップ(As Is)
利用するもの
紙:A3用紙 ペン:ジェットストリームプロ0.7mm黒
分類
スケッチノート 表現力×記録重視

ユーザーインタビューの記録に、私は記録担当として入ってグラフィックレコーディングを用いています。
テープおこしをすると、インタビュー時間の2倍は時間が必要です。
1時間のインタビュー→2時間の書き起こしをしてると実務がまわらないので、グラフィックレコーディングで対処しているという状況です。実業務における時間圧縮まじ大事。

インタビュー開始中はがりがり書いて、エピソード同士をつなげます。
インタビュー中も記録してるので、ユーザーの旅のうちどこのエピソードが薄いのかがわかるので、最後にいくつか自分でも質問し、空白を埋めています。
このとき、聴き逃して書ききれなかった項目も質問。
おまけの5分くらいで俯瞰し「このユーザーは通しで何が言いたかったのだろう?」を構造化していきます。
ここでかいたグラフィックレコーディングをスキャンし、AS ISのカスタマージャーニーマップ完成。

その後1枚のグラレコカスタマージャーニーマップ紙を原文とし、分析を行います。
絵が中心なので直感的にユーザーの体験を理解できるし、みやすくて振り返りがすぐにできるので、重要事項の抜き出しがとっても楽になります。

ただ、書くときは相当の集中力が必要なので、一日ぶっ通しでやるとへろへろになります。
あと、ペンのインクのへりもはんぱない。
途中で愛用ペンのジェットストリームが切れると絶望的な気持ちになります。
ジェットストリームのなめらかさは、スケッチノートにかかせません。

※なお、このパターンのグラフィックレコーディングは社外秘のためだせませんでしたが。
写真のもののように、グラフィックレコーディングして模造紙にはっていく、というカスタマージャーニーマップも産技大でつくったのであげています。

※カスタマージャーニーマップ(tobe)、構造化シナリオ法のうちのアクティビティシナリオ(価値を達成するための『体験』のシナリオ、UIとかの言及はなし。)を伝えるのにも同じようなものをかいていますが。
個人的に、漫画を書くと特にストーリーをうみだしやすいなーと思っています。
マンガ(つながる絵)をかくことで、主人公がどんな利用状況にいて、どんなことを見て判断して、どんな感情となるのか…を統合して考え、チームメンバーに伝えるきっかけとなるので。

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2:業務用記録ノート

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利用用途
業務用記録ノート
利用するもの
紙:スイングロジカルノート(A4大) ペン:ジェットストリームプロ0.7mm黒
分類
スケッチノート、リアルタイムドキュメンテーション 文脈×記録重視

世界史ノートの思想が直接受け継がれたのがこのノート。
『全ての情報がまとまって構造化されたノートを、必要なときに常に反復して見返す』、そして業務を深く理解するために使います。

このスケッチノートに使うのは必ずスイングロジカルノート。
私のスイングロジカルノート愛は「お仕事での情報整理の救世主様、スイングロジカルノートを崇め奉る」という記事で語っています。

スケッチノートの便利なとこは、ノートをコピーすれば社内教育や引き継ぎに用いれる点。
グラフィックの量は多くはないですが、ある程度構造化してあるので、それみながらしゃべると伝わりやすいなーと思います。

※ちなみに、この写真のノートは産技大人間中心デザインの授業のノートです。
業務ノートはここまで情報つめきってはいない・・かな。

3:プロトタイプ+要件定義

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利用用途
プロトタイプを用いた要件定義
利用するもの
紙:模造紙+プロトタイプを書いたもの ペン:プロッキー黒・赤 他:付箋
分類
ファシリテーショングラフィック、リアルタイムドキュメンテーション 文脈・表現×伝達重視

プロトタイプをたたき台に、皆の要件に対する発想を広げたり、収束させたり、合意形成していく場において使います。
以前はプロトタイプを人数分コピーして、会議でしゃべって伝達してたのですが。
「あそこの価格をここの価格表にもいれてほしい」とか、thatとかthisが多すぎになるのです。
しかも空中戦。みんな考えるのがめんどくさくなってきがちです。

最近関わった案件では、要件定義に関する合意形成を超短期で実施せねばならず。
印刷して会議で空中戦やって…てのがめんどくさかったので、プロトタイプを模造紙にはりだし、皆の意見を付箋に書きこんでプロトタイプの横にはって意見をだしあいました。
リアルタイムドキュメンテーションやってファシリテーションもしたところ。
一気に合意形成が進みました。

また、その張り出した模造紙を写真にとれば議事録もできるので、とってもらくちん。
反面、海外でのオフショア開発の人とこれをやるのは難しく、半ば納期に間に合わせるために強引にやって写真をおくったりしましたが・・・たぶん相手を困惑させてしまったかなと思っています。反省。

4:会議での合意形成

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利用用途
会議での合意形成
利用するもの
ホワイトボード ペン:ホワイトボードマーカー
分類
ファシリテーショングラフィック 文脈×伝達重視

合意形成が必要な会議で空中戦になってくると、ホワイトボードにのりだして議論の流れを書きます。
上長がいようがいまいが、自分がわからなくなりそうだったら即書きます。
会議室のホワイトボードで「おばけ退治」をしている話でもふれたのだけど、「板書」の技術は会議の質を上げる上で本当に大事だと思うのです。

日本の会議で意外にないがしろにされているのが、議論のポイントを皆に読めるように大きく書き留めていく「板書」の技術だ。せっかくでてきたアイデアや議論の核を、ただ話っぱなしにしたり、書記や出席者が自分のノートにメモをとるだけでなく、皆野目の前に皆が読める形で大きく書き留めていくことは、議論の無用な繰り返しがへり、きちんと積み重なっていくためにも大切なことだ。
中野民夫 ワークショップ―新しい学びと創造の場 (岩波新書)

板書だけ書くということは少ないです。
たいてい自分が進行役をすることが多く、議論を進めることに集中するため、グラフィックへさく時間は自ずと少なくなります。
ファシリテーショングラフィックで、さくっと書けるテキストメイン、議論を構造化していくのが中心。
で、ホワイトボードを写真でとって参加者へ共有すれば、それが議事録になるので超便利です。

大事なこと:ビジュアル化することで、ストーリー(流れ)を、自分の言葉で語れるようになること

どのシーンにおいても大事なのは、「ビジュアル化することで、自分の言葉でストーリーを語れるようになること」だと考えています。
受験のノートなり、仕事のホワイトボードも全て同じで。
それをみながら「このときの合意形成はこういう流れで、こういう理由があって、こう決まった。」と自分が自分の言葉で説明できるようになるのが大事。

ぶっちゃけると、「構造化」はあまり理解してなくてもできてしまうのです。(用語すらわからない、超専門領域の議論はさすがに無理ですが・・・)
山岸ひとみさんがその点を指摘しています。

理解のためのデザインを瞬間的に行っているのが、個人的にいちばん感心する点。IA業務などをしている人は、じっくり時間をかけて同じことをする。それを瞬発力でこなしていく感じ。実は本人が内容について理解していなくても成り立つのが面白いところで、理解はしていなくてもキュレーションはできる。その感覚もすごい。
その仕事、蠍は留守です「グラフィックレコーディングとリアルタイムドキュメンテーション」

私もこの感覚はわかり、実は最初に『聴く』段階では話の半分も理解できていません。
プレゼンや会議なら『論点、論拠(エピソード)、意見』、ブレストなら『アイディア、(直感的な)感想』、自己紹介なら『その人のエピソードA、エピソードB』とか、「今何をいっているんだろう?」でまずは書きわけます。
同じ話がでてくることはよくあるので、同じ話は同じところにどんどんつけ足していきます。

その後、すきまでいったんすべて書いたものをみなおして、一点一点の理解をおこなったうえで、「この人はココまで何がいいたかったんだろう?」と考えます。
矢印書いてつなげたり、反発しあわせたり。
この構造化をすることで、議論や人の全容がだんだん浮かび上がってくるんです。ほんと不思議なんだけど。
この感覚はKJ法のそれに近いです。

KJ法の利点
・俯瞰していくことで、個別の事象への視点だけれは導けないような、包括的な視点で発見ができる(とされる)
・先入観、偏見を排して、新たな視点からの発見や問題解決策を導き出すことができる(とされる)
発想ファシリテーション論(3:KJ法) -産業技術大学院大学 「人間中心デザイン」

KJ法の「7:図解化、8:叙述化」の過程を、一人でやっていると考えるという状態。
ビジュアル化して「この人はココまで何がいいたかったんだろう?」と考え続け、つなげていくことが、『概念を整理してみた結果のつながりを見つけ、たりない何かを発見する』ことに繋がるのです。

ただ全てを書きだすだけはそう難しいことではありません。
聴いたことを分けて、つなげ、ストーリーを生み出し、「自分はこの議論をこうとらえた」と書ききることが、デザインの現場におけるビジュアル化においては一番大事なんじゃないかな、と思うのです。

だから私は、見えないものをビジュアル化するときは「自分はこうとらえた」って説明できることをひとつの品質としています。
自分が説明できそうにないなと感じた部分は、後からでもスピーカーに聞いて、理解できるまで書ききります。
自分が語れないストーリーを他人に伝えても、「意味がわからない」「ここってどうなの?」といつか言われ、答えに窮してやりなおすのがオチなので。
考え抜いてないことは、必ず人に伝わります。

自分がストーリーを語れるように考え抜いてこそ、プロジェクトでのメンバーの納得度や参加意欲が増し、ビジュアル化は真の力を発揮するのだと思います。

ビジュアル化による、デザインの現場で得られるメリット

現場でビジュアル化をやってると、だいたいこんな流れが会議等の現場では生まれるな、と感じています。

  1. 自分がだした意見が書きだされることにより、参加している安心感が生まれる
  2. 他者の思考、議論の流れがビジュアル化されてることで、理解が促され、参加者も議論に入りやすくなる
  3. 空中戦と比べ、議論の流れを理解をする工数(時間・脳みそリソース)が圧倒的減るので、おのずとその分の時間や労力は議論を前に進めることに使えるようになる
  4. 限られた時間において、メンバー間での発想や合意形成が容易になり、参加者の満足度・議論の質が上がる
  5. 終わったあとの振り返りも容易のため、参加者の議論内容への理解が深まる

「絵を書くのが下手だから…」て感じて気が引けてしまう方も、聴くこと・構造化はできるし、それだけでも板書の質・ひいては会議の質はぐんと上がると思います。
(もちろんこれから考えているワークショップは、絵が苦手な方でもトライできる「絵をかくこと」にもフォーカスをあてる予定!)

空中戦やらないで、どんどん手を動かして可視化して発想しよう。理解しあおう。
自分の、そして周囲のみんなのワクワクする現場づくりに、何か役立てるようになればいいなーとワークショップ設計しながら考えています。

納期中心デザイン・KPI中心デザインの現場で、UXデザイン(人間中心デザイン)をするということ

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UXデザインを学び始めると、転職したくなる。
UXデザイン関係の勉強会でお会いした方や、産業技術大学院大学人間中心デザイン履修証明プログラム(以下産技大)で学ぶ仲間、常に誰かしらから「転職しようと思う」という声をきく。

なぜ多くの人が「転職しよう」と思うのか。
それはUXデザインが組織論だから。
組織は簡単には変えられないって現場にいると痛烈に感じる瞬間があるから。

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【マンガ】旅行サービス開発のデザイン現場へ。種を持ち帰る『越境』の旅

この記事はDevLOVE AdventCalendar 2014 「越境」の4日目の記事です。
こんにちは。@azumiといいます。

自己紹介

  • 名前:azumi
  • 職種:旅行系ECのwebディレクター。サービス開発のUXデザインやUIデザイン、定量・定性調査にもとづいた施策立案・実施をやってます。
  • 越境につながる経歴:web制作会社受託のディレクター→転職して事業会社へ→現在会社もいきつつ、産業技術大学院大学「人間中心デザイン」履修証明プログラムでお勉強中です。

自分にとっての越境

勢いでかきました。コピックでのお絵かき楽しい。
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次の人へ

@a_suenami さん。ファクトリアルのエンジニアさんです!おたのしみに~★

HCDプロセス論 -産業技術大学院大学 「人間中心デザイン」

img_hcdptopだいぶ授業から時間がたってしまいましたが。
産業技術大学院大学、人間中心デザイン履修証明プログラムの復習レポ第8弾「HCDプロセス論」です。

HCDプロセス論は、その名の通り人間中心デザインのプロセスを学ぶ授業ですが。
手法を学ぶのではなく、その手法の背景にあるものが何なのか?についてを扱います。

「背景を知らないと手法におぼれてしまう」そう安藤先生はおっしゃっていました。
私たちが現場で、プロジェクトにあわせて「なぜその手法を選ぶのか」「どう活かすのか」考えるためにとても重要になってくるのだと思います。

HCDプロセス論
↑人間中心デザインのプロセス。
「ユーザー調査・分析」「ユーザー評価」の区分でプロセスをみていきます。

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Code for Japan summit #cfjsummit でグラフィックレコーディングをやってきました

img_141013_01グラグリッドの三澤さんのご紹介で、Code for Japan summitのアンカンファレンスで、グラフィックレコーディングをやってきました。

Code for Japanとは、『市民参加型のコミュニティ運営を通じて、地域の課題を解決するためのアイディアを考え、テクノロジーを活用して公共サービスの開発や運営を支援していく非営利団体』です。(Code for Japanより引用)

今年のサミットのテーマは、「コネクト」。日本におけるシビックテックの活動を広め、各地での事例や学びを共有することで、ネクストアクションを皆で考える為の場にしたいと思っております。
※シビックテック:市民がテクノロジーを活用して公共サービスなどの地域課題解決を行うこと

私が参加したアンカンファレンスは、ネクストアクションを皆で考える為の場です。
政府、自治体、企業、NPO、学生と皆の所属や職種はばらばら。
そんな多彩なメンバーと一緒に、いくつかのテーマに沿ってワークショップをすすめて合意形成を行いアクションをだす・また自分が何をできるのかを考えるのが目的でした。

全体の議論内容は、Code for Japan Summit 2014 アンカンファレンス #cfjsummit のまとめにおまかせして。
私はグラフィックレコーディング(時々ファシリテーショングラフィック)の立場から、ワークショップでの発想・合意形成を考えていきたいと思います。

※コアデイに実施された「シビックテックの活動を広める」という部分については、Code for Japan 2014 コアデイ #cfjsummit のまとめがとても詳しいのでおすすめ!

詳細はこちら

発想ファシリテーション論(3:KJ法) -産業技術大学院大学 「人間中心デザイン」

img_1004産業技術大学院大学、人間中心デザイン履修証明プログラムの復習レポ第7弾「発想ファシリテーション論(3:KJ法)」です。

この第7弾レポートをもって、『人間中心デザイン』の3つのユニットのうち、『人間中心デザイン デザインリテラシー編』が完了します。

トータル54時間、復習(この記事1本4時間+提出レポート)もいれるとたぶん2カ月で80時間以上は勉強していると思います。日割り計算すると2.5時間/1日のお勉強。
学生時代よりまじめ・・・((((;゜Д゜)))

この授業では、再び専修大学の上平先生が登壇され、アイディアの発散/収束技法のうちの『収束』、KJ法について学んでいきます。

KJ法といえばポストイット!ポストイットといえばKJ法!というくらいデザインの現場ではよく情報整理に使われる技法ではありますが。
上平先生曰く『本当は深いKJ法』。
さてさてどんなところが深いのでしょうか・・・・?

収束技法の大事さ

アイディアを収束して仮説をだしていく際、バラバラを結合して、『あたりまえ』の何かがでてくるのではなく、そこからジャンプしてアイディアがでてくることが求められます。

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↑例えば上平先生の、エスキモーの生活についてのフィールドワーク。

・バギーやスノーモービル類がたくさん
・巨大石油パイプラインがとおっている
・子供がたくさん
・スーパーで売っている6-7$のアメリカ箱アイス(日本の二倍)
→「アメリカからのお金がはいってくるので裕福。現在は狩猟はせず、金銭・時間にゆとりのある生活」という仮説をたてる

たぶん、断片的にみていくと、なんとなくエスキモーの文化が触変し、アメリカ文化が受容されている、というように見えるのですが。
もう一歩、経済的な側面からも見てジャンプすると。
政治(文化)と経済の間にはさまれた人々の生活が、「アメリカからのお金がはいってくるので裕福。現在は狩猟はせず、金銭・時間にゆとりのある生活」という仮説としてリアルにうきあがってくるように感じます。

このたくさんある材料から、いかにして表層からは見えなかった仮説を見つけるか?
その手法がKJ法なのです。

KJ法で導きたいものは、計算づくではないもの。
不思議な何かに導かれていくかんじ。
KJ法は無いものの意味を読み、思いつくための技法。
KJ法の利点
・俯瞰していくことで、個別の事象への視点だけれは導けないような、包括的な視点で発見ができる(とされる)
・先入観、偏見を排して、新たな視点からの発見や問題解決策を導き出すことができる(とされる)
KJ法の落とし穴
・生のデータを見ていたはずなのに、いつのまにか既存のカテゴリにあてはめることで安心してしまう
・密度をあげるために変換を繰り返していくが、方法(手順と考え方)が悪いと、逆に情報が劣化していく。
・「いっしょにやる」こと自体が目的化してしまう。結局仮説生成はされず、時間切れで放置。
KJ法のコツ
・切実な問題を選ぶこと
・問題を自分ごとにすること

実はこれまで何度もユーザーインタビューするも、私はこれまであたりまえ的な仮説(と施策案)しかだしきれなかったように痛感しています。
特に、他人と(チームで)一緒に考えるときに、それは顕著になります。
情報を統合していく中で、表層しか触れられないのです。

ユーザーテストの実施の際、一人で仮説と施策案をだすときには、ジャンプできたような気がするのに。
なんで、チームだとでないんだろう?
チームでジャンプすればもっと飛べるはずなのに。

そんなモヤモヤを抱えていました。

KJ法の手順

KJ法の手順は以下。
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  1. 素材収集
  2. データの単位化
  3. 一覧化
  4. グルーピング
  5. 概念化
  6. 再グルーピング
  7. 図解化
  8. 叙述化

今回の授業では、『社会人に嬉しい学びの場とは?』をテーマに、仮説生成をする、というワークショップを行いました。

1:素材収集

調査のかわりに、テーマについてワールドカフェという手法にて、個人経験と考えを共有していきます。

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一人1本ペンをもって話しながら、机の上の模造紙にみんなが話した内容をどんどんひろげてかいていきます。
誰かの経験と、誰かの経験が、ダイナミックにつながっていきます。

そしてまた、テーブルのメンバーは時間がきたら他のテーブルに散っていき、先のテーブルででたコメントを紹介・自分の経験をシェアし、模造紙にかいていきます。

最後に、皆が自分のテーブルに戻り、気づきや発見を共有して、また模造紙に書き足していきます。

2:データの単位化

「1:素材収集」ででた模造紙をみて、ポストイットに書いていきます。
これを書いていくのが意外と難しい!

単位化のコツ
・コツは、2~3メートル離れてもわかるように太ペンで!
・どういう状況で抽出されたのかわかるように、一週間後に思いだせるように書く
・事実と解釈を分けて書く

たとえば、「早朝にエクストリーム出社する」という単位は×。
エクストリーム出社なんやねん、というワードのわかりづらさもありますが、じゃあ何が価値なのよ?という点がたりないのです。
「早朝にエクストリーム出社する」ことで、得られるものは何なのか?
今回の場合、「早朝にエクストリーム出社する」ことという紙は、「早朝にエクストリーム出社するたのしさ」という文言に修正しました。

※「エクストリーム出社は、早朝から観光、海水浴、登山などのアクティビティをこなしたのち、定刻までに出社をするエクストリームスポーツ。また、リフレッシュを主目的としてレジャーを楽しむ、早朝から出社までのプロセス。」だそうです。wikipediaより。
今回は皆がなんとなく知っていたのと、同じようなカードがほかにもでていたので、『エクストリーム出社』の付箋を残しておきましたが。
本来は修正すべきなんだろうなーと思います。

3:カードの一覧化

全てのカードを平面上にならべます。
私たちはホワイトボード上に展開しました。

4:カードのグルーピング

先入観排して眺めるのが必須なのですが。ここが難しい!
つい、整理しようとしてしまうのです。

カードを直感で並べ変えて、似ているものを近くにしていきます。

グルーピングのコツ
・なるべく名前で考えない、気持ちや文脈で考える
・3メートルくらいひいて眺めて見る
・あくまでもそれぞれ個別のカードの距離が肝

皆が直感で並べ替えていくので、おそるおそるやったり、並べ替えが頻繁に生じてカオスになったり、いろんな班があったようです。
私たちの班は、おっかなびっくりやりつつも。
最初移動しまくってた付箋がだんだん移動が少なくなってきて、居場所を見つけたような状態にすることができました。(でも、その後もいくつかの付箋は移動しつづけます)

5:概念化

カードのまとまりができたら、まとまりごとにその内容を示す表札をつけていきます。
ここでまたカードがちらほら移動しはじめます。
私たちのグループは、この段階から場所を机の上の模造紙にうつし、あっちゃこっちゃ移動してました。

概念化のコツ
最大公約数としての名詞だと、そこで思考停止しがち。文脈や背景を含んだ言葉がよい。

6:再概念化

グループで近いものをまたあつめたり移動したりしながら、10個くらいのグループになるようにしていきます。
模造紙にできあがったこのグループを、はさみできりだします。

きりぬきのコツ
丸くきりだす。他の概念とぶつからずいろいろ考えられる。

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↑きりだしたまるい概念たち

7:図解化、8:叙述化

きりぬいた概念たちの関係性を考えます。
なんでこれとこれは隣なんだろう?
これとこれはどんな関係?というのを考えます。

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私たちの班は『社会人に嬉しい学びの場とは?』について
1:学ぶことそのこと自体が充実につながる
2:学んで現状打破したい、会社で専門分野を活かしていきたい
と大まかにとらえ、2の人が学びをはじめるのにモチベーション&壁となる部分の概念を、ホワイトボード右下側に配置しました。

例えば「時間の有効活用する」というグループ。
「出社時点で満ち足りた気分をえるためにエクストリーム出社する」
「移動時間を使って学習する」
というプラスの気持ちがある一方、
「子供がいると場所と時間の確保が難しい」
という気持ちもありました。

ただ、ここを打破すると
「会社で感じるようなプレッシャーは感じず学ぶことができる」
「今まで出会えなかった他人と一緒に学んでいける」
「学んだことをアウトプットしてうけとめてもらうことができる」
という過程を経て、
「新しい発見をすることができる」
上の方の結果へ到達することができます。

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というわけで。
『ランチを皆で囲むのが、社会人に嬉しい学びの場では』という仮説をたてました。

時間の確保が難しい、という点は、ランチという1時間の時間限定とします。
また、バーのママ的な中心となる人が人の輪をつなぎ、テーマ性のある学びを行っていく。
皆が一つの場所に、1時間だけ集まるという手法。

たぶん、本気でサービス化するとしたら真剣にもっとつめるべきでしょう。
もっとジャンプできるんじゃないかとも思います。

ただ、小さいジャンプでも仮説生成のとっかかりがなんかつかめた気がするのも事実です。
とりあえずユーザーインタビュー等の現場で実際にやってみて考えて、慣れていくのが一番な気がする。

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KJ法、概念の整理方法だと思っていたのが今回覆されたのが収穫でした。

概念を整理してみた結果のつながりを見つけ、たりない何かを発見するという手法なんですね。
感覚としては、お弁当を俯瞰してみて、色から足りない栄養素を考えて一品追加する的なかんじでしょうか。

1日3回の食事で、赤、白、黄、緑、黒の5色の食材をくまなく摂るようにすると、自然と栄養バランスが整うのです。5色の食材例を具体的に見てみましょう。

赤 肉類、まぐろ、鮭
白 ごはん、パン、麺、芋類
黄 大豆、大豆製品、卵
緑 ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、キャベツ、ニラ、春菊、ピーマン
黒 きのこ類、ごぼう、海藻類、ごま、こんにゃく
5色の食材で献立上手になろう!〜クックパッド管理栄養士の副菜レッスン④〜

ぼんやりしながら弁当をつくると、たいてい私は白と茶色の2色になります。
ごはんと煮物(野菜)と肉みたいな。
お弁当作成時、一番時間ないときには、冷凍ご飯+冷凍カレーをタッパにいれて、レンジでチンでした。
茶色にもほどがある。色気も工数もゼロ弁当。

そこで俯瞰して、何をたすべきかを考えるのです。
基本的に時短&食器洗い工数最小限。
赤・・・カレーだから魚焼グリルで赤パプリカでも焼いてカレーに添える。ピンクペッパーのっける。
黄色・・・カレーにチーズのっけておく
緑・・・パプリカ焼きついでにアスパラとかピーマンとかししとうとか一緒に焼いてカレーに添える。パセリつける。
黒・・・カレーにのっける黒がない。ゆえにわかめスープをコンビニで買う。

というかんじです。
カレーで肉あるし、白はごはんあるし、黄色はチーズのたんぱく質あるし、緑(と赤)で野菜あるし、黒で食物繊維あるし。

既定の5色の食材例フレームワークからは若干離れちゃってますが、見た目ちょっと鮮やかになったし栄養はとりあえずそろってそうなので、とりあえずいいかなぁ。
たぶん上記の工程で達成できるのは、(カレーさえあれば)そこそこ栄養がとれる、超工数すくない&超洗い物少ない&まともなごはんたべてる気分になれるという価値・・・ですかね。

あ、切実感(=食欲)は人一倍あると思います。
とりあえず今は緑食べないといけない気がする。

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