
きっかけは、棚橋弘季さんのブログ「巨大な豚に口紅を塗ることがUXをデザインすることではない。」という記事。
「巨大な豚に口紅を塗るデザインプロジェクトを疑おう」と。まさにそのとおりで、UXをデザインすることは単に既存のシステムの表面に口紅を塗るこ とではありません。フィーチャーフォンという枠組みのなかに留まり、AからBへの山を登るためにUIを改良することではないのです。
UXのデザイナーは、既存のシステムそのままにUIやタッチポイントを改善することがUXデザインではないことを理解しなくてはいけません。そうで はなく、真にユーザーの観点に立ち、まったく新しい体験価値を生み出すような新しいシステムそのものを生み出す発想を行なうことが真のUXデザインだと理 解し、自身のデザインワークを行なう必要があります。
「真にユーザーの観点に立ち、まったく新しい体験価値を生み出すような新しいシステムそのもの」まで考え抜き行動したか、と自問自答すると、答えはNO。巨大な豚に口紅をぬる、という最低レベルでこそないけど、巨大な豚を整形→そこそこ人間っぽくして口紅ぬっている感がしたのだ。