ビジュアルファシリテーターの阿呆な研究

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料理で学んだ、プロジェクト進行の思考プロセス

ごはんづくりとプロジェクト進行について書いたエントリー、共感してくださる方が多くて、実はとってもうれしかった!

参照: ごはん作りから考えた、エンジニアとUI設計者の間の橋

そうなのそうなの!私も頭の使い方は毎日の料理経験に基づいているの!

でも、私は料理は大好きだけど、決して器用でもないし、凝ったものが作れる訳じゃない。
速くても帰宅が21-22時という状態だから、結婚前は自分のためのお弁当づくり、結婚後は帰宅後の夕ごはんづくり程度のささやかなレベルだ。それでも、作ると作らないじゃ大違いだなあと思う。自分がつくったものや、家族がつくったものだと、なんだかほっとするのだ。

「手作りの料理は、単に人のお腹を満たすだけでなく、人の心を満たす力を持っています。でも、自分自身が疲れずにお料理を続けていくには、ちょっとした工夫が必要です。」
19時から作るごはん 行正り香

その「ちょっとした工夫」ープロジェクト進行にも通用する、料理に基づいた頭の使い方について、私が学んだこと&影響を受けた本をまとめてみる。

・限られた工数でできる成果と、進行を考える
・成果を実現するのための、自分のテンプレートを持つ
・ノウハウを学び、モチベーションアップする

限られた工数でできる成果と、進行を考える


19時から作るごはん

19時から作るごはん、というとおり、調理に○時間〜というような大変な料理がないのが本書の特徴。
でも、この本の一番すてきなところは、献立の1品のレシピと同時に、献立全体という全体を考えたうえでの進行がかかれてるところ。
しかも、使う道具がとても少ない。コンロ一つ、フライパン一つ、鍋一つ、電子レンジオーブン一つ、ペティナイフが前提。
レンジでアスパラゆでたり、コンロの数が限られていてもできる進行。洗い物も少なくてすむから楽!
レベルとしてもとても簡単なので、これ一冊やりぬくと、だいたいどういう考え方で進行すればらくちんなのかがわかる。

でも、時にはそんな簡単めな料理でさえできないときもある。仕事で心身ともにすりへってるときとかさ。今日は料理できないと思ったら「ごめんね、今日はできないよ」というヘルプをなるはやでだすようにしてる。仕事と同じだ。
幸い、我が家の夫は自分で作るときもあるし、外でたべてきてくれたりする。ごめんね夫。いつもありがとう。

ちなみにこの思考プロセス、限られた工数でページを作るときのスケジューリングに如何なく発揮される。ありもののPSDとありもののHTMLをくみあわせてページのデザインとコーディングを同時進行で進め、期限までに何かをつくる、とか。ページをものすごい素敵なクオリティだすというより、8割程度の完成度でもいいからとにかく存在していてくれ、という何かをつくるときに便利だ。

成果を実現するのための、自分のテンプレートを持つ


やっぱり、和食かな。―ラクに覚えて、ラクに作れる、和食のバッチリルール

献立を考えるのは存外面倒くさいものだ。家族の好みや体調、栄養考えつつ、既存の素材(冷蔵庫の奥にいる野菜とか、賞味期限きれそうなあれこれとか)、一緒に食べて変じゃないかとか。
全部一から考えるのはめんどくさいので、私は献立、味付けをテンプレートベースで考えている。
まず、献立の参考にした本は以下。

献立:パルシステムの「シンプルだから続けられる お米+一汁二菜」
これだと、献立が楽にととのうし、自然と野菜を考えるので重宝する。
世の中は お米+一汁三菜だけど、それさえもなかなか到達できないので、お米+一汁二菜くらいで栄養がちゃんと整う、という考えのテンプレートはとてもありがたいです(笑)

主菜
からだを作るタンパク質を豊富に含むお皿。主な食材は魚や肉で「今日のごはんは何?」といったときにまず思い浮かべる「たのしみの菜」でもあります。

副菜
かだらの調子を整える、ビタミンやミネラルなどを含むお皿。旬の野菜や海藻で食卓に季節をもたらす「めぐみの菜」でもあります。

汁物
だしのうまみで、食欲を増進するお皿。汁気がごはんを食べやすくする役割もあります。

お米
からだを動かすエネルギーをとるお皿。食事のことを「ごはん」というように、日本では昔からお米を主食としてきました。

味付け:やっぱり、和食かな。―ラクに覚えて、ラクに作れる、和食のバッチリルール 行正り香
味のバリエーションを考えるにはこの本。味のバリエーションの例はキャラクターにおきかえて、毎回同じような味付けにならないような考え方を身につけさせてくれるのだ。
たとえばキャラクターはこんなかんじ!

■煮物の七ちゃん
どんな人にもすかれる近所のおふくろ的な味
だし・しょうゆ・みりん・砂糖の基本比率が7:1:1:1

■煮物の八ちゃん
甘さ控えめの関西風煮物
だし、薄口しょうゆ、みりんの基本比率が8:1:1

■酢の物の酢ーちゃん
酢の物をマイルドに作る達人
例:サラダ風酢ーちゃん
寿司酢1:水2+薄口しょうゆ少々

どのキャラクターも、家にある材料でかんたんにできるものばっかりだ。
そして、こんな感じで味のバリエーションを決める。

今日はおふくろの味の七ちゃんから豚じゃがを主菜に選んだから、あとは豆ちゃんと酢ーちゃんから素材を変えて副菜を選ぼうかしら?

違うキャラクターから献立を選び、ルールに従って作れば、自然に調理法や栄養がかたよらない仕組みなのだ。
これ、味がイメージとして擬人化されてるのがとってもわかりやすい!

ちなみに。同じようなパターンで、サルビア給食室の本も味付けバリエーション習得のために買った。のってる料理も味も素敵な本なのだけど、だしなどをちゃんとにだしておく等基礎調味料を自分で作るという時点で、ズボラな私は挫折した。すいません。

この思考プロセスは、短期間でそれっぽい構成案つくるときや、ログ解析を短時間でしなきゃいけないときにけっこう使う。
たとえばログ解析は、アクセスログ解析できるようになるためのツボ3点(または小論文礼賛) という記事に記載したように、
1:解析する数字を考える
2:1の数字をログからだす
3:2の数字をみて、次の施策を考える
のざっくりステップ&解析ツールが、私の中でひもづいている。ものすごく深い考察はできないけど、このテンプレにそって1時間解析すれば、だいたい次の施策は見えてくる状態になる。

ノウハウを学び、モチベーションアップする


私たちのお弁当 (クウネルの本)

料理をしてても、プロジェクト進行してても「なんかもうやりたくない」という時は絶対にでてくる。
例えばお弁当をつくってたとき、一人で食べていると、仕事が忙しいから外食できない・・・という気持ちになって寂しかった。
けど、お弁当仲間がふえてくると、お弁当をたべること自体が楽しくなった。美味しそうに食べているとなりの人のおべんとうのぞいて、「それ何ですか?」ってきいたり、おすすめのレシピをきいたりとかできた。
その情報をきいてみて「次に作ろう!」ってモチベーションあがったのだ。
本でいうと、これかな。

私たちのお弁当 (クウネルの本)
ひとんちのリアルな弁当(決してゴージャスではない、毎日のお弁当)がみれるので、とても楽しい。
手早く毎日お弁当を運用するための工夫・・・常連の煮物はどっさりつくっとくとかもある。


終電ごはん

最近だと、「終電ごはん」がまさに上記3点のプロジェクト進行エッセンスを詰め込んだ本だなーと思っている。
(この本、実は大学時代のゼミの後輩@@sugichiguさんが編集者として作られた本。最初は@sugichiguさんの本、ということで興味をもったのは事実だけど、内容見て本当に有意義すぎる!!ぶらぼううう!と思って購入してる。ステマっていうのかなこれ(笑))

料理を作るという作業は、日々ありものの材料を考慮し、制限時間内に、食べる人のことを考えて成果を生み出す行為だ。
つまり料理をすることは、進行管理プロセスのPDCAを繰り返し続けることに他ならない。しかも、失敗しても被害者は自分(+たまに家族)、しかもリカバリーがきく(最悪外食すればいい)。成功と失敗を繰り返しつつ、進行管理プロセスを学ぶにはもってこいだと思う。

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もしよかったら、これを読んで素敵な料理本を思い出した方は@azumi0812まで教えていただけると嬉しいです!もしくはFBでも、コメント欄でも☆)
日々の家庭運営のために、プロジェクト進行のために?!読んでみたいと思います♪

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