ビジュアルファシリテーターの阿呆な研究

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webディレクター武者修行としての模写


模写中 / mersy

「漫画がうまくなりたければ、好きな漫画家の絵を模写するといい」
漫画研究会に体験入部していた時、先輩がそういっていたので、ほんとに模写をしまくった時期がある。
当時敬愛していた椎名あゆみ(あなたとスキャンダル、無敵のヴィーナス)からはじまり、果ては岡田あーみんも模写するという、無節操極まりない内容だった。しかも授業中も家でも模写をしていた。だめ人間具合は今と変わらない。

さて、模写は中学生の漫画どころか、大人にも非常に有益だと私は思っている。
今でも私は、構成案づくりのために模写をする。
他社サイト、海外のサイト、模写をしてこそ見えてくるものがあるなあと思った。

先日リリースされた新サービスは、海外の旅行ECサイトを5社程度1時間ずつくらい使いたおした。で、妄想旅行(の予約をするふり)をしつつ、

・全画面の洗い出し
・各画面の構成要素の洗い出し

をしてみた。構造の模写。模写ひたすら模写。
こんなかんじ。

画面の洗い出しをしていると、必ず一定数のサイトで、同じところに配置されている何かがある。スマホの検索結果画面における、絞り込みは右とか。こういうパターンは、他類似のサイトや他サービス、iphoneのUIでにたものはないか探してみる。個人的に、iphoneのUI、トラフィックが多いサイトが使っている要素をとりいれると、多くの人がなんとなくでもさわれるものを作れるようにはなると思う。

でも、時には複数サイトで同じ機能をもっていても、ばらばらの見栄えのものもある。そういうときは、「なんでこのサイトはここにこの要素があるんだろう」と考える。例えば、Pricelineにて、「なんではおっさんがここにいるのか」を考えていくと、「実はおっさんに比べファーストビュー要素はあまり重要ではないのでは?」という仮説がたてられる。(詳細→Pricelineのおっさんの存在意義をひたすら考えてみた

こうして、模写をしまくると、他社がつくった構造の意図が見えてくる。同時に、自社サービスと比較する情報が体にはいってくる。
サイト構造の意図がよめるようになるからこそ、「この要素は他社にはないけど、自社サービスでは必要だよね」「この要素は他社にはあるけどいらないよね」という判断基準がいつのまにかできてくると思う。ディレクションにこの判断基準は大事。

もはや、少女漫画の模写はしなくなったが。中学時代の私がやってた模写は、今も会社の業務用ノートの落書きに生き続けている。
掛け網とか点描とかね。


↑点描

点を無数に打ち続けたり、渦巻きを無数に書きまくるのは楽しいけど、社会人にとってはどこにも役に立たないのが難点。

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