最近、めっきりデパートや駅ビルで服を買う、ということをしなくなった。
平日は仕事中心、休日は基本引き篭りで外出しても大きい楽器同伴での外出が多い、という生活スタイルのせいもあるけど。
金の大半を「好きなものを学ぶ・楽しむことに使う」ことが増えてきたので、『人間の女性らしい格好をする』という社会人としての義務は効率化しようと思った結果である。
技術書3500円は安いが2980円の服は高い
技術書や専門書、勉強会は、その技術が深ければ深いほど、お値段がはる。
人間中心設計系の技術書4000円とか。平均的なwebデザイン系の専門書は2000円~4000円程度の価格だ。CSSnight等の勉強会は9000円+懇親会3000円など、決して安いとはいえない。
(なお、某大手企業が開催する勉強会は無料なものも多いが、えてして採用とセットになっている。続けるのは相当企業の体力いるんじゃないかなと思う・・・)
会社に申請すればだしてくれるとは思うんだけど。
会社のお金で本を読んだり、勉強会に行くのは、『今の』業務直結が前提となる。
でも、どんだけ業務に直結する勉強なんてあるんだろう?
「業務には直結しないかもしれないけど、興味があるから触れてみたい!」という分野のほうが、よっぽど多いし、未踏の地だからワクワクする。
えてしてそういう勉強会や本で得た知識は、不思議と数カ月後や一年後の業務に直結する。
万いち得るものがなても、金払ったのは自分の責任として帰結できる。
『人間の女性らしい格好をする』という義務
気になったら本や勉強会は即決済するようになった半面。
2980円の服を見ても「なんか高い」と感じるようになった。
当然、三十路のファッション誌InRed等で中心的な価格帯である、1万円を超える洋服なんて高くてなかなか手がでない。諭吉一枚以上する服を買うのには、清水の舞台から飛び降りるくらい勇気が必要だ。
『人間の女性らしい格好をする』という義務を、金と時間をあまりかけずにクリアする方法はひとつ。ECの活用である。
- 過去によく買ったブランドで、サイズが合いかつ三十路社会人的にアウトではないものをリストアップ(チャオパニック、SHIPS、ビームス、IENA、アダムエロペ辺りが好き)
- そのブランドを安く買う方法を探す。OutletPeak、フリル、LINEモール等のアプリは便利。
いざECで買ってみると、思ったようなデザインではないときもある。そこは割り切って着てみることにした。
もともと『人間の女性らしい格好をする』という目標が達成できればいいというレベル感だ。
思ってもいなかった組み合わせとか、工夫して着るという方向性に頭を切り替えるきっかけになるのでゲームだと思うとオモシロイ。
加えて『人間の女性らしい格好をする』ためには時間も必要だ。
たとえば脱毛。「生足だすファッションはいいと思うが、脱毛する手間がめんどくさい。結果、タイツをはくかパンツスタイルに落ちつく」という話を同僚にしたところ、大いに同意してもらえた。
脱毛はまじめにやると、けっこう時間がかかる。
ソイエの脱毛機でばりばり→右ひざ下で10分など、各パーツ10分かかる。両腕両脚やると40分。平日ならこの時間寝ていたい。
どうしても対応するのは休日になってしまう。
でもちょっぴりモヤモヤする。
女子力の維持には金と時間の投入が相応に必要。三十路超えるとなおさらだ。
肌は乾燥してくるし、鎖骨埋もれてきたし、たまに髪の毛白髪でてきたし!!うわあああああ。
美魔女とよばれる人のかける工数なんて、相応のものだと思う。
サ○バーエージェントのキラキラした方をみていると、なんでそんな仕事も女子力も両立できてるのか不思議でしょうがない。脱毛手伝ってくれるお手伝いさんがいるんじゃないかと本気で思う。
私は30年くらい女やってるけど、女子力の維持は『義務』であり、社会人最低限の『人間の女性らしい格好をする』が達成できてればいい、としか思えなかった。
『人間の女性らしい格好をする』のだって、会社で厳しい要求をチームで言うなら、女っぽい格好でものをいったほうがまだマシな印象になるかもしれないから、という理由からだ。
そして同時に『人間の女性らしい格好をする』が義務としか思えないということじたいが、偏向的だとも思っている。
ファッションを楽しめる女子は素直にうらやましい。みんなが楽しいと思えることに楽しさを見いだせない。そんな自分の考え方に、コンプレックスを感じ続けている。
仕事でわくわくする分野とか、楽しい世界でいきていく方向にお金を使いたい。
そう心では決めているのに、たまにそんな自分がものすごく女としては外れ者な気がしてきてモヤモヤする。
三十路の技術者男子も同じようなことを考えているのかなあ。
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