ビジュアルファシリテーターの阿呆な研究

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至高の旅行番組「新みんなの鉄道」


民放の番組は基本五月蝿くて嫌いだけど、旅番組は好きだ。中でも、フジテレビONEで放映してる「新・みんなの鉄道」は旅心を誘う至高の旅番組だと思う。国内旅行売ってる会社は絶対みるべきだ。
先日放映された寝台列車「日本海」の回が特によかった。ただでさえ旅のロマンスの象徴である寝台列車の魅力をあますとこなく無駄なく伝えてるからだ。


「新・みんなの鉄道」の特徴としては「画面割」「車内放送がきける」「お客さんではみえない、列車の裏側を知れる構成」があげられる。芸能人なんてぜんっぜんでてこないよ!

画面割


みんなの鉄道で特徴なのが、左図にあるとおりの車窓からの分割画面。上部が列車運転席前方からみたときの風景、右下は列車右側からの車窓の風景、左下は列車左側からの車窓の風景。
特急列車が駅を通過するときの勢い、単線をはしるときのまっすぐな一本道、複線をはしる時にやってくる対向列車。日本海は大阪発のトワイライトエクスプレス、上野初の寝台列車あけぼのとすれちがうそう。贅沢。
青森あたりでは雪の中を走るのに、加賀温泉のあたりにくると雪もまばらになり、京都に近づくと住宅街やビルが立ち並ぶ。この景色の変化を同じ角度でとらえられるのが面白い。

車内放送がきける


寝台列車や新幹線の魅力は、車内放送にあると思う。聞き慣れない地名や懐かしい地名をきいて、出発前にはわくわくするし、目的地にちかづけば遠くまできたなあとしみじみ実感する。
今回の日本海では、消灯時のアナウンスがきゅんときた。22時前のアナウンスでもって、消灯される車内。真っ暗な中列車は走るけど、ときおり通過する駅のオレンジの光が雪に反射したときだけ、ふわりと浮かび上がるブルーの寝台車両。寝ているみんなを、しっかり目的地まで届けようとしてるこの列車の頑張りっぷりは美しいと思う。

お客さんではみえない、列車の裏側を知れる構成


青森から秋田駅の前までは、寝台料金なしで日本海にのれたこと。秋田駅からは座席は寝台として使われるので、秋田駅手前になると、座席を寝台にかえるスタッフがいること。普段乗っている列車にも、こうしたお客さんからみえない努力があると思うと、列車に乗るのが楽しくなる。

まとめ:鉄道は、旅の主役になれるのだ。

芸能人がでてきて「旅ガールです、ウフフ☆」「有名芸能人が高級旅館を堪能」という旅番組が多い昨今。「新・みんなの鉄道」における、芸能人をほぼださず、鉄道を切り口とする一貫した姿勢は評価されるべきだと思う。番組をみていると、鉄道が一人の人間に見えてくる。目的地の大阪についた列車に、「青森からよくきたねえ、寒かったねえ、お疲れ様」と声をかけたくなるのだ。
いつか「みんなの飛行機」という番組もやってほしい。きっと旅行好きの心をつかんで離さない番組になると思う。

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