ビジュアルファシリテーターの阿呆な研究

Read Article

webディレクターがワイヤーフレームを限られた時間内に書くための工夫

150908ディレクターやって10年。
昔はワイヤーフレーム作って煮詰まっていつまでたってもできない、という状況になっていたんだけど。
ようやくどうやったら自分がワイヤーフレームを書く時、どうやったら限られた時間内で品質をあげられるかが見えてきました。

これはあくまで自分だけの話なので恐縮ですが、限られた時間を自分がどう使えばワイヤーフレームの品質をあげられるのかをざーっと書きだしてみました。
他の人の工夫もぜひきいてみたいところです。

時間配分どうするか?

・1ページだいたい8時間前後で計算
だしわけが相当多く、CVRにも多大な影響を及ぼす1ページの基礎(UI)を作る場合、1ページ8~12時間はとる。コピーを練るLPの場合は6-8時間。
あとはページの1/4なら2時間、半分なら4時間、くらいで雑に考えておく。

・1日3時間として、3~4日間の間につくるようにする
1日8時間がっつり、は絶対やらない。煮詰まりやすくなるので。

・毎日午前3時間を私はワイヤーフレーム書きにあてる
朝のほうが思考能力働く。一番頭が働くときに書くのがいいと思う。

・3時間書いたら、その日はもう書かない
午後はひたすら会議とか他の仕事する⇒家に帰ってぼーっとする⇒寝る をやってると、ワイヤーフレームが煮詰まっててもどこかでブレイクスルーするひらめきが勝手に落ちてくる。

進行方法どうするか?

3時間:全体の情報設計をきめて、雑にでも配置する

次の3時間:雑に配置したものを人に見せられるレベルにくみあわせる。
このときあれこれ迷ったらとりあえず作って、いさぎよくボツにする。

この時点で会議を入れる。人にみせて迷った点は意見をきいてみる。
意思決定に影響及ぼす人にきくことも多い。

次の3時間:ブラッシュアップ
ボツになっても気にせずがんがん書く。
意思決定者にきいた意見を受け入れてその方向でつくってみると目から鱗になること多い。(言われた内容そのままでは使えないので注意)

次の3時間:ブラッシュアップ
人にきいた意見を受け入れて書いてみたり、思考錯誤した案の中で使えそうなものや、筋がとおるものが確実に見えてくる。
ほぼほぼ会議で通る案ができる。

会議で確認事項きいて、概ねFIX。

煮詰まり防止策って何をする?

・迷っても絶対作りきる
「Aがいい、いやBかな」と思ったら、とりあえずAもBも作りきってみる。
Aを60%つくってやっぱやめてBをつくりだして…とやると、いつまでたっても何もできない。まずは形にしてからでないと比べられないし、人の意見も聞けない。

・人の意見は受け入れて、手を動かしてみる
意思決定者からの意見はそのまま使えないこともままあるけど、いったん受け入れてその方向でワイヤーフレームを書いてみる。
人の意見を受け入れてみると、自分では書けなかった何かができて、それが煮詰まりの突破口になることもしばしば。
案を採用するのは自分なので、どんどん書いてみるといいと思う。

・ストーリーボードを必ず見る
ユーザーにとってほしいアクティビティ(ストーリーボード)は見えるところにおいておく。
ワイヤー描いたら「このストーリーボードどおりになるかな」を、ワイヤーフレーム印刷してチェック。壁にはることもある。
「このへんストーリーボードと同じようにならない、なんだこれ」って自分で思った部分あったら、なんでそんなもやもやするのかを考えて、次になおす指針とする。

・いいなと思ったデザインは常に見れる位置に置く
いいなと思ったサイトやデザイン案をキャプチャして、ワイヤーフレーム書いてる横でみれるようにする。
私は「検索結果」を作りたい場合、「list」でdribbbleを検索し、直感的にいいなーと思ったものをクリップ。
絶対にdribbbleどおりになんてつくれないんだけど(UI破たんする)、dribbbleのこのデザインのどんなところがいいと思ったか?どこが近づけたいポイント(価値)なのか?を考えると、いい構造つくるヒントになる。

・類似の役目を果たしているUIを見る
例えばホテルを選ぶ場合、「立地からホテルを選ぶUI」を考えるとしたら、「立地で買いたいマンションを選ぶUI」「行きたい飲食店を地図から選ぶUI」など、業界問わずキャプチャする。
目的は「たくさんのリストの中から、場所を一番に意識して何かを選ぶ」行為に他ならない。色々な業種のサイトをみてみると勉強になる。
(たいてい旅行業は見ない。見ても参考にならないこと多い。)

・それでも煮詰まったら、他の仕事をする
そのうち勝手に発酵して食えるようになる。
明日の自分ががんばってくれる。
明日は明日の風がふく。

会議にはどう対策する?

・案を複数持っていく。テーマとメリットデメリット提示
A案B案C案で迷ったら、「○○が大事なA案」「■■が大事なB案」「△△が大事なC案」というようにラベリングをつけて、会議にもって参加者の意見を聞いてみる。
このとき、各案のメリットデメリットを提示すると、皆の議論が活発になる。
自分ですら迷った中の1案だけもってくと、皆が「この案をたたかねば」という視点でみてしまい、ひたすらダメ出し⇒「じゃあ次どうする」に持っていくのが難しくなることも。
別案ももっていくと「どの案が一番いいか」という視点で議論になりやすく、納得感のある議論がしやすくなると思う。

・ワイヤーフレーム書いてる時にでた疑問点はかきとめておく
ワイヤーフレームかいてるときに、ふと疑問や不安に思ったなこと(A案B案つくったけど、A案になるとエンジニアの実装工数が心配とか)はかきとめておく。
不明点は書き出して、会議で確認事項として印刷し、もっていく。
わからないことをわからないまま放置しておいても、会議で思いだせることは100%ない。私バカなので。

・参加者に確認してほしい点は明示して「問い」にしておく。
確認点は、ワイヤーフレームの中の解説のうち、BOX黄色とか目立つ背景色をつけておく。皆がぱらぱら大量のワイヤーフレームをみていく中でも、確認しなければいけな点(問い)=黄色でひろっていきやすくする。

・会議前の意見ヒアリングをしておく
意思決定者のうち、自分にない知見を持っている人の話は積極的にききにいく。(エンジニアとか、サプライチェーンとか、カスタマーセンターとか)
細かい確認なら直接ききにいって、ワイヤーフレームベースに5分話すだけで問題解決することもある。

・ひとことでワイヤーフレーム語れるようにする。
ひとことで意図を説明できるワイヤーフレーム=いいワイヤーフレーム。
冗長な説明必要なやつ=何かが足りないしるし。

やる気がでないときどうする?

・とりあえずこのエリア(ページの1/3程度)だけ書こう!と決める
一度書き始めると、たいてい1ページくらいは勢いでかいてしまえる。

・眠かったらあきらめる。
眠い時にワイヤー書いても、賽の河原状態で、書いても書いてもおわらない地獄になるので。
家に帰って寝て、翌日の判断能力あげまくって挑む。

———–

全体的に、作業効率が悪い時って「あーだこーだー脳内で考えて手を動かしてない時」だなあという印象でした。
手を動かしてない=仕事が進んでない。
手をうごかすと、その先に見えるものってほんとうにあるんだなーと思ってます。
不思議なんだけど、必ずみえる。

URL :
TRACKBACK URL :

Leave a Reply

*
*
* (公開されません)

Facebookでコメント

Return Top