「多摩川河川敷で”いってらっしゃい”を見た!」朝いちばんにtwitterをチェックしてたとき、そんな友人からのツイートを見て、なんじゃそりゃ?!とびっくりした。んで、夕方ググってみたら、その顛末がtogetterにまとめられてて、ほっこりしてしまった。(togetter「多摩川河川敷から ”いってらっしゃい”」)
特に主催者?の@gogatsubyouさんに共感したのが、以下の点。
5/7の通勤ラッシュ時に、新丸子〜多摩川駅間の河川敷にて、GW明けで5月病になりかけている方々へのメッセージを横断幕や人文字等で作りエールを贈ろうという試みです。イメージでは九州新幹線開通のcmのような感じです!
引用元:@gogatsubyouさんのtwitter
JR九州のCMは、見てるだけでパワーをもらえる秀逸なCMだったと思うのだ。
たくさんそこに集まった人たちの笑顔と、カラフルな色合いは、人を幸せにする。私はそう信じてる。「広告に困ったら子供か動物を使え」という広告業界の法則(!?)以上に、笑顔と色は、みてる人を元気づけるビジュアルだと思う。
いちばんの例は、JR九州のCM。
2011年3月に開通した九州新幹線沿いに、みんながウエーブをしていくというもの。
どこの駅に行っても笑顔がある。震災で暗いニュースが流れ、凄惨な津波の動画ばかりだったときに、このCMがyoutubeで広がったのは決して偶然ではないと思う。
ラクティスのCM
あと、同じ路線としては、トヨタ「ラクティス」のCM。
六本木ヒルズアリーナにたてられた巨大なUFOキャッチャーに、家族ずれがチャレンジしてくというもの。
失敗したら笑い合ったり、成功してみんなでよろこんでたり。ぬいぐるみ、風船、UFOキャッチャー、ポップな色合いやきらきら光るサンバ隊。
ダイナミックさはJR九州にはかなわないけど、みてて楽しげになるCMだった。
スティールパン
最後に、手前味噌。CMじゃないけど、スティールパンのオーケストラ。
普段は何の変哲もないドラム缶だけど、スティールパンは舞台にあがると、セクシーになる。舞台照明に反射して、虹色にひかるのだ。そして、打楽器なので演奏中は表情見えるようになるし、なんてったってカーニバルの曲を演奏するので、演奏者はみんな楽しい。(必死の場合もままあるが)。上級者やプロともなると、笑顔で演奏している人がとっても多い。あの笑顔は、みているだけで幸せになる。
25歳の頃、仕事が本当につらくて、鬱々していた私が目にしたのが、フジロックでのPanorama steel orchestraの演奏。あの熱気に、どれほど救われたかわからない。そして、スティールパンを自分もはじめたからこそ、無理矢理楽器演奏して笑顔になって、強制的に前向き姿勢になることができた。
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人の顔は、ただでさえデザインの中では視線をあつめるものだ。
しかも、そこにいる人たちがとにかく笑顔で、たくさんのカラフルな色に囲まれていたら、視線がとまらざるを得ないと思う。たくさんの笑顔と色は、そこにいる人の姿勢をただして、まっすぐ前をむいてみようという気にさせるのかもしれないね。
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