旅がテーマの素敵な本とたくさん出会った「旅のスゴ本オフ」(togetterで詳細の様子わかりますよー)。
旅をテーマにしたシリアスな本にまじって中には「誰がこんなん考えたんだwww」という変態的な本も。方向性が独自すぎる変態的なスゴ本。入手こそできなかったけど、ぜひいろんな方に知って欲しい!!
旅マン(ほりのぶゆき)
(中略)『旅マン』ほりのぶゆき(マンガ)。ハードカバーで駅弁が装丁w大手町から始まって、特急に乗らずにかつ日帰りでどこまで行けるか挑戦する漫画。この本に影響されて、同じようなことしました。#旅のスゴ本
— 根岸智幸さん (@zubapita) 6月 2, 2012
(続き)大手町から始まって、特急に乗らずにかつ日帰りでどこまで行けるか挑戦する漫画。この本に影響されて、同じようなことしました。『謎の拳法を求めて』松田隆智。中国武術研究家の先駆けである著者が中国大陸をめぐる。週刊少年サンデーの格闘漫画「ケンジ」のネタ本。 #旅のスゴ本
— 根岸智幸さん (@zubapita) 6月 2, 2012
スバピタさんのツイートにもあるとおり、この漫画は都心の旅からはじまり、一日日帰りでどこまでいけるかを検証するというストーリー。ばかばかしさ&意外と遠くにいけるんだなあというドキュメンタリー性がうりだけど、やっぱり一番の見ものは本のカバーと表紙・裏表紙だと思う。
本のカバーは駅弁の包装紙風。紐が一瞬本物と見まごうほどのリアルな印刷でびびる。そしてカバーを取ると弁当がでてきて度肝をぬかれる。弁当の中身はゆでたまごとステーキとごはん梅干しと大福と・・・車?!謎すぎる組み合わせ。ちなみにこの弁当は表紙。
裏表紙は、食べ終わった弁当箱。車食われてますがな。中身なんだったんだろう。
こんなかんじで「旅マン」は終始意味のわからないカバーと表紙で読者をひきこみ、漫画でさくさく読めるため気づいたらどんどんラストまで読ませる・・・という素敵な本だった。恐ろしい子、旅マン。
トラベル(横山裕一)
『トラベル』横山裕一。列車の旅を描いたマンガ。言葉はひとつもない。ストーリーがあるかもよくわからない。この漫画家はほとんど定規とコンパスで描いている。各コマがひとつのグラフィックスデザインになっているような。オススメなのがこれをしっかり読むこと。すごく疲れるww #旅のスゴ本
— 根岸智幸さん (@zubapita) 6月 2, 2012
鉄道の旅をマンガにしているが、セリフはないし、ストーリーもあるんだかないんだかわからない。なんの意味があるのかわからない謎すぎる漫画。「至近距離と遠い距離のコマが存在して、目がつかれる!」というプレゼンどおり、ほんとに疲れる。でも、疲れるけどつい見てしまう。
何かストーリー的なものがないものか探してしまうんだよね。結局見当たらなくて余計つかれちゃうんだけど。
この写真のシーンは、電車がすれ違うところ。向かいの電車に乗ってる人の顔をとくと閲覧することができる。全員無表情。不気味ですてき。そしてだれも表情を変えないまま、遠ざかっていく。
意味を探そうとすると考える&みることでぐったりしてしまう。そういえばこの絵はコンパスと定規で書いてるってすごいね。
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