「結婚しようか〜」当時の彼氏(今の夫)が私にプロポーズした瞬間、私の目は一点に釘付けになった。婚約指輪とか薔薇の花束に釘付け、ではない。鼻毛に釘付け、である。
なぜ出ていたのか定かでないが・・・この日見た鼻毛を、私は一生忘れない。以降、たまーに夫の鼻毛を見つけては「出てるよ」と指摘している。
一応フォローすると、夫は外見にはそれなりに気をつかっている。我が家の両親からは「さわやかね!」と絶賛されてる好青年だ。しかし、そんなさわやか青年?でさえも鼻毛の呪縛から逃れられないのだと最近私は悟った。そして周囲を見回して思った。「なんで女性は鼻毛がでてる頻度がほとんどなく、男性のほうがでてる頻度が高いのか?」と。
夫と自分の行動を観察した結果、鼻毛の露出頻度を決める要素は、「化粧・スキンケアをするか否か」にあるのではないかと考えるようになった。
鼻毛露出について、議論の前提
まず、考察する前に議論の前提を共有する。
・毛の濃さの男女差、体質差、年齢差は議論の対象外とする。
一般的に男性のほうが濃いのかもしれないが、女性だって濃い人はいるため。濃さは体質、年齢差でばらばらだと思う。女性だって鼻毛は切ったり抜いたりしてるしさ。(←断言。なんで断言できるかは察してください。)
・地域は同一とし、地域差がないと仮定
空気が汚い都会のほうが鼻毛がのびる=鼻毛がでる、という論理らしいが、今回は同一場所に住む夫婦や私の周囲にいる人々を扱うため、地域差は少ないと仮定する。
「鼻毛でてる」=ミス、と位置づけて考える
鼻毛がでてる、という現象は、誰にでもおこりえるものである。例えば仕事中複雑な計算をしていると、どこかで計算ミスが生じるのと同じように。
計算ミスは個別の注意力の差はあれど、見直しをすることで一定数防ぐことができる。同様に、鼻毛がでてる、という状態もどこかで見直しをし、ストッパーをかけることで抑止できる可能性がある。
「鼻毛でてる」を抑止する行動
計算ミスの場合、ミスを抑止する見直しの行動は以下がある。
2.他の人やPCにチェックしてもらう
実際は1と2を複合して考えることが多いはずだ。
これを鼻毛にあてはめるとこうなる。
2.他の人にチェックしてもらい意見をもらう
ただし、2については基本意見はいいづらいため、どうしてもチェック機能は1が中心となる。
この1の「鏡を見てチェック」だが、ここに男女の行動の差があるように思う。
「鼻毛でてる」現象の原因となる男性と女性の差=「鏡と顔の距離」と「閲覧頻度」
鏡と顔の距離
洗面台で顔を洗う夫は、鏡を常々見ている。鏡と夫の距離は40cm〜50cm程度。鏡にうつった影は1m弱先なので、サラリーマンが人と会話するときとの距離感に相当する。ゆえに、この距離感でもってみた自分の姿を映し、髪を整えたりする行動は理にかなっていると思う。
しかしこの距離は、鼻毛に気づくか気づかないかの微妙な距離だ。でている内容や角度によっては、鏡では鼻毛が見えない場合もある。
その点、女性は化粧やスキンケアをする。手鏡やアイシャドウに付属した鏡で、眉毛、アイメイク、チーク、リップなど顔のパーツをこまごまと注意して見る。ゆえに顔と鏡の距離は10cm-20cmと、男性と比べぐっと近くなる。この距離で自分の姿を見るため、必然的に鼻毛に気づく頻度も高いのではないだろうか。
閲覧頻度
また、一日のうち、男性より女性の方が鏡に向かう時間が長く、頻度も高い傾向にある。例えば、夫と私の場合で試算するとこうなる。
朝:5分(洗面所)
昼:4分(トイレに1日8回いき、その後1分手を洗った際30秒ずつ鏡を見ると仮定)
■私=計19分
朝:12分(手鏡)
昼:4分(トイレに1日8回いき、その後1分手を洗った際30秒ずつ鏡を見ると仮定)
+化粧直し(最近やってないけど。。。どうなんだ。。)
夜:3分(スキンケアするので。)
鏡をみる時間と頻度が高ければ、当然鼻毛を発見する可能性も増える。検算を1回する人と2回する人とでは、後者の方がミスの頻度が減るのと同じ論理である。
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つまり、男性も鏡を見る頻度と時間を増やし、より顔の近くで見ることで、鼻毛の露出に気がつくことができる→鼻毛露出を抑止することができるのだ。ただし、そんな風に鏡を何度も見ている人って、ちょっとナルシスト風味も感じてしまうので、実際に行動におとしこむにはどうすればいいのか私は解を得ていない。ここまでさんざん考察を述べたにも関わらず、解決策を見いだせずゴメンナサイ。
だったらせめて。万一自分の夫に対してはたまに鼻毛露出を見つけたら「鼻毛でてるよ!」と愛情たっぷりに(傷つけず)伝えることが妻たる存在の勤めだと思う。
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